ネコマタギ★レンズ研究所

ジャンク屋の箱の中で引き取り手が無いレンズを好んで研究するブログである。

HJCL日記[2018/02/25]

★唐突に2017年のリザルト
 但しHJCLは2017年6月にスタートしたので半年分である。

=2017年に買ったレンズ=

・HJCL:83本→79本残り
 83本のうちITOREXは玉が1枚抜けていて使えず(^^; Zuiko100-200mmF5は全バラさせられ組み立てるのが面倒になったので破棄。TAMRON 46Aはまだ初心者だったので分解中にネジを壊してしまった。コムラノン925は中玉をお湯で煮たら割れた(^^; 合計4本が失われた。

・私物:45本→44本残り
 一度デジタルで動作テストしてから殆ど何もしていない。カビなどの要修理品が10本程度ある。M5014は不幸な事故で破壊終了。それ以来ペンタに呪われている気がする(^^;

=2017年買い物額=

・HJCLレンズ(2017年半年分)
合計金額:20109円
平均価格:242円
最大価格:864円
最少価格:10円

 レンズだけだと意外と使っていなかったが、これの倍くらいキャップ+フードを買っている気がする。キャップは100円以下だが記録していないので総額不明だが20000円以上は買っている。どう考えてもレンズより高いよね(^^ フードは総額2500円くらいかな。

 ちなみに今年は2月18日現在12本で、平均価格は234円で最大価格540円、最少価格108円となっている。今年は出だしはなかなか頑張っているね。尤も今年もレンズの価格よりもキャップの価格の方が高いのだが…アホくさいな。M42キャップなんて自作したいよ。

・私物レンズ(2017年1年分)
合計金額:73480円
平均価格:1633円
最大価格:12960円
最少価格:0円(E-500のキットレンズ)

 参考までに私物レンズはこうなっている。まあこんなものか。カメラ代は入っていない。


★Σ単焦点28㎜
 2017/12/23に入手したMINIWIDEで撮った奴を漸く現像してみた。ついでに2017/09/26に入手したWIDEMAX(YS)も初めて見てみる。

miniwide
はぁ~(^^; 気のせいか右上のTVアンテナに止まっている鳩にほっほと笑われている気がした。まあ思い出のレンズなんで描写はどうでも良い。

ys2835
 描写だけで言うなら同じΣでもこのYSの方が良い気がする。尤もこちらは開放だと御覧の通りハロハロだが。このYSはかなり昔、あのI田T氏に買っていただいたArgus Cintarとよく似た描写だ(注)。

 コントラスト(MINIWIDEの方が良い)か解像力(YSの勝ち)か、それは好みの問題だ。但し絞っていないのでまだ総合評価は出来ない。出来ればこの両者には勝ち負けを付けたくない。

 MINIWIDEがOM、YSがMCマウントなのでどちらもこの先あまり使われる機会は無いだろうなあ。OMには瑞光以外は付けないしMCはカメラがアレだし…(^^; KマウントかせめてSマウントならガンガン使うところだが(XR-7MIIで使う事になる)。

注:Argus Cintar 28㎜ F2.8を某店の委託に出したらI田さんが買ってくれたのだ。ちなみに実家の庭を撮ったモノクロの作例写真を褒めていただいた(^^ 当時は委託品にキャビネ以上の作例を見せて売っていた(全て筆者オリジナルプリント)。ST24㎜とかMC2825とかはそれで売れたようなもの。今はそれらを売ってしまった事を非常に後悔しているが…もう高くて買えないんだもの(^^; もうレンズを売るのはやめた!と心に誓う。


Tokina SZ-X210③

Tokina SZ-X210 70-210㎜ F4-5.6(857xxxx)


Tokina SZ-X210①
Tokina SZ-X210②

 前回はバラし損ねたが今回からは定型テストを行なう。まずは無限遠+遠距離のテストから。


★無限遠チェック
toubai070
 第1回にも書いたが70㎜側は特に問題ないが210㎜はギリギリだった。もうちょっと余裕があった方が良いな。写真は70㎜のRAW原寸写真。


★70mm

=F4.0=
070f040
 オオッ!これはイイね。全体的にハロっぽいソフトな所はあるが、全画面に渡って崩れも無く解像している。充分に使えるね。

=F5.6=
070f056
 一段絞る。ハロが消えて更に鮮鋭性を増した。全体的にケチを付ける所は無い。もうこれで最高画質なのではあるまいか。

=F8.0=
070f080
 やはりそうだね。ピントは深くなったが画質的には変化は無いに等しい。あとはピント範囲を深くしたい時に絞るだけだ。

=F11=
070f110
 ピントは更に深くなったが全く変化は無い。安定している。ズームリングを動かさず70㎜単焦点レンズとして使うのもアリかな。


★85mm

=絞り開放=
085f040
 気持ちハロが増えたような気がするが、全体的な印象は70㎜に近似している。開放から充分に使用可能だ。

=一段絞り=
085f056
 ハロは消えた。これでもう最高画質と言える。

=二段絞り=
085f080
 ピントが深くなっただけ。

=三段絞り=
085f110
 同じくピントが深くなっただけ。明るさを除けば85㎜単焦点の代わりは務まる。


★110mm

=絞り開放=
110f040
 ハロはさらに増えたが解像度(解像感)は素晴らしいね。廉価版ズームでこれほど解像してしまうとは驚きだ。

=一段絞り=
110f056
 ハロが消えて鮮明さを増した。左の方のボケ部分に怪しいところがある。ちょっと非点隔差が開いているというか。まあ我慢できる範囲だが。これより短い所には出ていなかったのでメカ的な偏心なのか?

=二段絞り=
110f080
 相変わらず細かい描写だ。ピントが深くなっただけ。

=三段絞り=
110f110
 ピントが深くなっただけ。100㎜辺りも非常によろしいですね。


★150mm

=絞り開放=
150f040
 このあたり一気に霧が濃くなってきたね(^^; ただハロっぽいけど短い方と同じく解像感は悪くない。ボケも怪しい部分があるが気になるほどではない。ソフトフォーカス風のポートレート等特殊用には開放使用もアリだ。

=一段絞り=
150f056
 ハロは大体消えたが次の絞りを見れば判るようにまだちょっと残っている。長い方の球面収差はかなり大きいようだ。ボケの怪しさも相変わらず。

=二段絞り=
150f080
 ハロは完全に消えたが左の乱れは変わらない。右には見られないのでやはり偏心しているのかな。勿論この個体だけの可能性もある。当たりハズレはズームレンズの花だ(^^

=三段絞り=
150f110
 全体的には申し分ないが左の部分の乱れは気になると言えばなる。


★210mm

=F5.6=
210f056
 これも霧が深い(^^; ピントは700mもギリギリで、恐らく月を写したらボケボケだろう。

=F8.0=
210f080
 球面収差はまだ消えていない。長焦点の小型化の為にパワーを増したために必然的に球面収差が増大したのだろう。これは極度な小型化の弊害と言える。

=F11=
210f110
 驚く事にF11でも何となくハロっぽさを感じる。これは初めて見たなあ。解像感は良い。

=F16=
210f160
 ここに来てようやくハロは消えた。ピントの合った部分の画質は悪くないがボケには注意が必要だ。


★続く
 今回の結果ではワイド側が非常に良いレンズという事になった。それに比べ長い方はかなり落ちる。ただ全焦点距離に渡って色収差が少ないのは確認できる。次回は有限距離の中距離のテストを行なう。

HJCL日記[18/02/21]

レンズカタログ発掘②


 前回「タムロンはAFになってからもらうのを止めた」と書いたがそれは間違いだった。更に今回の発掘調査で何と2000年代のが発見されたのだ。どうも写真を止める寸前までポツリポツリとだが貰っていたようだ。またトキナーも95年より新しいのを発見したし、シグマも2000年代が発見された。

 実はタムロンは 77Dの仕様・構成図を知りたかったのだが、発掘されたカタログはそれより新しく、丁度シグマと同じで中ヌケの形になってしまった。何故新しいカタログと分ったかと言うと 77Dの後継である177Dが載っていたからだ。もう一つ、シグマではあのクソレンズ王”SIGMA ZOOM 28-80㎜ F3.5-5.6 MACRO ”の素性と出来れば構成図を知りたかったのだが、残念ながら該当機種は所有カタログに出ていなかった。代わりに外見・仕様がソックリなミニズームマクロと称する後継レンズ?らしいのが見つかった。これは7群7枚の非球面使用の超廉価レンズだった。これと同機種ではない理由はミニズームマクロの方はマウントがプラスチックだから。という事はやはり中ヌケしている95年前後の製品なのだろう。クソレンズ王は禅時代(93年前後)より確実に後に出た製品なので時代的にも合っている。待てよ?クソレンズ王がミニズームマクロの初代で、マウントがエンプラのものがIIなのかもしれないな。それでも筋は通る。2018年にもなって今更銀塩時代のAFレンズについて時代考証させられるとは思わなかったが、これというのもシグマが自身の製品をサイトに上げていない事に因る。粗製急造・乱造・売りっぱなしはいけないよ。もっと製品に誇りを持ちましょう(^^

=今回発見されたΣカタログ=
↑これより前のは年月が入っていないので省略
1992年9月版
1993年3月版
1993年9月版
1993年12月版 ;93年辺りに多いのは50㎜マクロを買う為であろう(^^
1998年2月版
1999年9月版
2000年1月版
2000年4月版
2000年7月版 ;2000年辺りは14mmF3.5を買おうとしていたらしい。
2001年4月版

 やはり1994年から1997年が抜けている。96~97年にかけては死にかけて入院しているから仕方が無いとして、95~99年辺りはT中C徳氏やその周辺と付き合いがあったのでソ連製・ロシア製レンズにハマっていたと思われる(筆者はコ○カの人と呼ばれていた^^)。


cosina
 今回の発掘作業で一番驚いた(というか前回の予想が外れた)のは、御三家以外のメーカーのカタログが発見されたのだ。しかも何と運枯支那になる前のコシナの総合カタログだった(注)。これは嬉しい誤算と言える。その一期だけとは言えコシナ製品の調査が可能になったわけだから。当時は恐らくT中C徳サンの影響で熱心なコシナ党員だった。カメラも名義はリコーだけどXR-7MIIだったし(^^ もっと新しい運枯支那のカタログもあったがこれはジャンクでも絶対買わないからイラネー。そう言えば止める前頃に安原一式とか流行ったのを思い出した。コシナとは全然関係無いけど安原氏がコシナ(ベッサだっけ?)に絡んでいたから同時に思い出すのだ。こういうのは連鎖的に思い出すんだな。これでもう死んでしまった人が生き返ってくれればもっといろいろ思い出すんだろうけど。


makinon
 何と感動!その後マキノンの総合カタログが出てきたよ。昔のオレって凄かったんだなあと再認識した。但しマキノンの総合カタログはドヨ橋でも配布していたのでそれほどレアなモノではない。でも今となっては持っている人は少ないだろうね…。


注:テキトーなコシナらしく年号が入っていないのだが既にAF時代のモノで、MFの有名な広角単焦点三兄弟や100㎜F3.5マクロも出ている。しかし55㎜F1.2は出ていない(最終版はまだ出ていないかも)。これらの中で上の事情で28㎜だけ手放したのはもったいない。広角三兄弟で一番まとも(と言うか廉価版の中では傑作だと思う)だったのに…。

お知らせ

 掲示板のパスワードが変わってしまいました。意図したものではないので、きっと凄腕ハッカーに書き換えられたのだと思います(^^ 新しいパスワードは以前のパスワードに1を追加するだけです。

Tokina SZ-X210②

Tokina SZ-X210 70-210㎜ F4-5.6(857xxxx)


Tokina SZ-X210①

 前回の続き。予告通り今回はいよいよバラしてカビ取りをする。当初の予定はそのつもりだったのだが…。


★仕方が無いのでバラす
 ズームをバラすのは難しい。微妙な組み立て・調整で画質が異なるからだ。これなら単焦点で絞りまで含めて全バラする方が簡単だ。それにも拘らずズームをバラしたくて仕方が無いのは何故か?よく解らないから余計に中身が気になるのだろう。組み立て時の何かの加減で画質が良くも悪くも激変する場合もあるから余計にロマンを感じる(^^ 元々ズームレンズ自体が一本で複数の個性を持っているので、裏表の無い単純な短焦点レンズよりもジャンカー的には魅力があるのだ…と言い訳を書いたところでレンズをバラす。


bunkai1
 前玉群には異常はないので後玉から行ってみよう。しかし…これって罠っぽいよな。何でこんなにこれ見よがしに穴あきリングが見えるのだろう?デカい穴でどんな道具でも思いっきり回しやすそうだが、回したらとんでもない事になったりするかも。再起不能は無いと思うが…。最近騙され続けているので不信なんだよ(^^;


bunkai2
 出ーたよ!出たよ!何じゃこのネジロックは。何か回しづらいと思ったらこんなに塗してあった。しかもこの粉がレンズの中にバンバン入ってしまって出てこない(^^; やっぱやられたよ~。


bunkai3
 おまけに何だこの後玉ユニットは!非分解式じゃないか?カニ目が何処にも無いんだよね。ゴムで回せば回るかもしれないが人柱はイヤだね。という事でこの後玉ユニットの表裏と中玉の後ろを拭いただけで退散する事にした。まだ詳細テストしていないのでブチ壊すのがイヤになった。終わった後でバラせばいいだろう。

 という事で予定を変更して分解は止めました(^^ いずれやるかもしれないしやらないかもしれない。期待していた人には申し訳ないがHJCLはそう言う事もあるのだ。突撃するばかりが能じゃないんだよ。


★テスト
 玉を拭いてカビが半減したのでもう一度テストしてみよう。生憎夜なので同じものは写せない。マクロ域でテストしてみる。


test070mc040
test070mc040t
 まずは70㎜開放で撮影してみる。下は中央部の原寸である。オオッ!これはなかなか良いではないか。コントラストも付いているしカビが取れた効果なのかな?


test210mc056
test210mc056t
 次は210㎜開放である。ブブッ!何だこりゃ。いきなり70sに逆戻りだ(^^; カビのせいではなく球面収差だったのかも。長い方の開放は特殊用途かなあ。


test210mc080
test210mc080t
 試しに一段絞ってみた。コントラストが急激に上昇したのでやはりこれは残存カビの影響ではなくレンズの特性だと思われる。まだハロっぽいが良い感じになりました。尤もこれF8.0だから当たり前だよな~。


★続く
 バラしが無しになったので次回は定型テストを行なう。


★おまけ
 実はこのレンズの記事は大部分は2017年9月3日に書いたものだったりする。その当時はクソ暑かったので望遠の遠距離テストは非常に苦労した。何でHJCLは曇りや日没前にレンズテストしているのかその理由がこれだ。

seeing
 日中ガンガン日が照っている時に撮影するとこんな感じになってしまうのだ。これはseeingに因るものだ。マンションと撮影地の間に大きな池があるのがいけないらしい。この時期日中は望遠レンズのテストは出来ない事になるね。冬になったらなくなるのだろうか?

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