ネコマタギ★レンズ研究所

ジャンク屋の箱の中で引き取り手が無いレンズを好んで研究するブログである。

買い物リザルト[17/11/24]

南巡回[17/10/01]


=Super-Takumar 55㎜ F1.8(非Th)=
 ガタつきは直さないといけないが、このレンズはどうも持病のようにガタつくようになる。カビのようなものやホコリが多少あるがクモリは無い。

st5518_143xxxx
 でテストしたが…ちょっと待てや!全然∞が出とらんぞ(^^; 精々2、30m程度しか行かないようだ。ヘリコイドがユルユルなので恐らくどこかの亀オヤジがテキトーにOHしたのだろう。これでは使い物にならないので分解調整の必要があるね。

=Super-Takumar 50mm F1.4(Th)=
 カビを取るのはバラさねばならないが自分の奴はちょっと躊躇するなあ(^^;

st5014
 こちらも∞は微妙に足りていないっぽいが、球面収差が大きすぎてよく判らないというのが正直なところ。それにしても昔の大口径レンズの画質は魅力だ。一度ハマると抜け出せないくらい中毒性がある。ホンの一寸カビがあるのが気になる。放射能が出ていてもカビは生えるんだね(^^

=キャップ類=
 即戦力だが直ぐに要らんモノも買っている。まあそれも次回への布石なのだが。レンズなんて心配しなくてもすぐに爆増します(^^

=BT-58=
bt58_1
 これはフードの収納時。逆に付ければこのようにレンズガード代わりになる。

bt58_2
 やはりNew FDは過去いい(T時代を除く)。これは70-210㎜ F4だがフードが無いとタヌキの尻尾のようで不細工。これに合うカメラはA1モードラ付きしかないね。うちのモードラは電極が腐って現在使えないんだけど(^^; 単三12本も使うとんでもねえ奴です。あまりに金がかかるので次第に使わなくなってきた。最後に撮影に使ったのは20年くらい前だと思う。

=A4ケース=
a4case
 こんな感じになる。まるで幕の内弁当のようにレンズが収まる。ノーマル状態での密閉性は低いので乾燥材を入れてもあまり意味は無い。それよりこの状態で押し入れに入れない方が重要だ(^^

 以前入手した深めの奴は役立たず疑惑が出たが、後に標準ズームをタテに入れるとピッタリな事が判り充分役に立っている。それにしてもまさかアレがこんなに早く一杯になるとは思わなかった。もう一つ欲しいけど何処にも全く売っていない。ダイソー商品は売り切れるともう買えない場合が多いので危惧している。


カメラ巡回[17/10/04]


=CANON FD 80-200mm F4 S.S.C.=
 前後の玉を拭いてみた。中玉に端の方から広がり始めている薄いカビ、前玉裏にスポットの大きなカビがある。前玉裏はほぼ影響は無いだろうが、中玉に広がり始めている奴はコントラストを落としそうだ。1977年9月製造。

fd80200ssc_80
 80㎜はこんなもの。端の方がかなりヒドイが撮影は出来そうなのでバラす前にテストする。テストが終わったらバラしてカビ取りだ。

fd80200ssc_200
 200㎜はこれ。これはカビのせいだろうなあ…(^^;

=TAMRON SP 23A 60-300mm F3.8-5.4=
 前後の玉を拭いてみたが、後群に黒いスポットのホコリが一つ見られる。だがそれ以外は全くきれいなモノでクモリも無い。力を発揮できそうだ。

sp23a
 ちょっとホワッとしているがなかなか細かい描写だ。このホワホワした感じは短焦点側では出ない。長い方とはだいぶ性格が変わりますね。

23a_300
 オオッ!流石に玉が完全な状態だと来るねえ。開放は少しソフトだが、一段絞ると更に上昇する。この開放段階でもこのサイズなら文句は無い。高解像度のカメラを使うと更に良くなるだろう。そのうち月でも写してみたいね。思ったより良いのでネタ切れまで記事に取り上げるのは止めとこうか(^^

=ZUIKO AUTO-ZOOM 75-150mm F4=
 前後の玉を拭いて覗いてみたら全くきれいなモノだった。これはイケそうな気がする。がしかし。

zuiko75150_x025
 ゲゲッ!何だこりゃー!真ん中が滅茶苦茶じゃないか。実はピント合わせの時、熱糞のモニターを見た瞬間にぶっ飛んだ(^^;

zuiko75150_x1
 これって中央に非点収差が出てるんじゃないか?ご存じの通り非点収差は理論的に真ん中には発生しない。出るとすれば偏心している時だけだ。それにしてもヒドイので中の玉が入れ替わっているんじゃないかとか考えてしまう。これはもうバラすしかないな。

zuiko70150_yen
 元の価格は2100円だった。2000円に消費税5%を掛けた価格なのだろう。つまり5%時代から売れ残っている物件という事になる。これを2000円で買わされたら暫く立ち直れないだろうな。300円だって憂鬱になっているのに…(^^;

=CANON FD 135mm F3.5 S.C.=
 前後の玉を拭いて覗いてみたが、既に前後の玉裏にカビが広がり始めている。これは外部から来たカビの菌だろう(^^ うちに来たらもう広がらないだろうがテストが終わったらカビ取りだな。1978年3月製造だからFD後期の世代だね。下の200㎜と比べ思ったより解像しないな。

=CANON FD 200mm F4=
 135㎜と違ってカビは全く見られない。マルチコートではないので拭きやすい(^^ 何となく放置されそうな予感。71年に発売されたレンズだが、当時としては斬新なデザインのレンズだと思う(これは72年11月製造)。モノコートなのでコントラストは低いが細かい描写だ。

=キャップ類=
 さすがに当分の間は52φは要らないな。謎ブランドのキャップが揃ってしまった。いずれ55φや58φの変なのがあったらゲトしたい。但しカネは出せない(^^

nefuda
 HOと違ってシール剥がしが面倒なのだが、レンズと違ってキャップは割と楽でシール剥がし液も必要無い。上からセロハンテープで貼っていないからだと思う。こうやって洗う前に剥がしておく。

=JKワイパー=
jkwiper
 箱はこんな感じで紙が大きいのが取り柄。ハードなので厳密に言えば傷が付くかも。税込み289円でドヨの方が安かった気がするが、態々アキバで買って持って帰るのはイヤ(^^;


南多摩巡回[17/10/08]


=SMC PENTAX-M 50㎜ F1.4=
 モノコートのフィルターなんて付けたらレンズのマルチコートが無意味になる。保護レンズと言う側面もあるが、例え玉に傷が付かなくても中がカビているから保護にもなっていない。やっぱりコイツはワールドクラスのバカ。試しにシリコンオイルを付けてゴムでフィルターを回してみたがビクともしない。まあシリコンオイルが回るまでかなり時間がかかるだろうから放置だな。その前に撮影してみよう。

smcpm5014
 やっぱりコントラストが付かない。もしこのまま回らなかったら可哀そうだけどフィルターは破壊だ。カニ目なのでガラスを取り外して枠だけプライヤーで潰せばいい。枠は軽金属なのでくしゃっと潰れてハイ終了だ。だがもし接着剤で付けてあったら枠も無事では済まないかもしれない。イヤ居るんだよそう言うバカが…(^^;

fillter_out
 諦めずに10日過ぎた頃に回してみたらようやく回った。役に立たないモノコートフィルターとは言え破壊は筆者の好むところではない。良かった良かった。50/1.4クラスのレンズは今や文化遺産レベルの一品である。割った壊したなどは論外としてカビを生やしただけでも死刑に値する。防湿庫が買えないなら防湿ケースくらい買えよ。そうでなければレンズなんて持つな。

=タクマー135/150用フード=
 このフードは深さから言ってST 55㎜F1.8に付けると良いかもしれない。APS-Cなのでケラレたりはしないだろう。

=MINOLTA AF 35-70mm F4用フード=
=MD 100-200㎜ F5.6用フード=
 上のレンズは近いうちに手に入れられるだろう(^^

=キャップ類=
 これらはいずれ役立つ日が来るであろう。

=TOPCON中間リング=
 マウントアダプタでも自作しようかと思ったが面倒なので絶対にやらないだろうな。トプコンオリジナルは現存数が少ないからもったいないとも言える。そんな事を言っていると使い道がねえな(^^;


北巡回[17/10/24]


=コムラノンマウントAi=
komuranon_ai
 コムラノンの残骸に付けてみた。このマウントは何度も付け外しした事があるが一発で装着できた事が一度も無い。何でうまく行ったのか行かなかったのか分からないので対策しようが無い。外すのは一発だけど付けるのはいつも偶然である。それと何でFDマウントソックリの外見&機構なのだろう。謎が多過ぎてよく解らないメーカーなんだな。

=TAMRON C2FH=
c2fh
 まだデジタルで使えないけど付けるとこんな感じ。ズームのフードは広角域でしか使えないのであまり意味は無い。

=CANON48φキャップ=
 対象レンズは4本だが最後のFL50㎜ F1.8に付いた。凹んでいるけど問題は無かった。これで全てオリジナルのキャップになった。

=?マウントアダプター=
 口径から想像するとこれは46㎜なのでフォーサーズに違いない→アタリ。フランジバックが45.6くらいで口径48㎜くらいってヤシコン?→アタリ。という事でこれはフォーサーズのヤシコンマウントアダプターでした…使えねー!43もヤシコンもつかえねー!でもこれで43でニコンFに続きY/Cも使えるようになりました。ヤシコンは6本しかないけど108円だから全て許される。

yc_43
 オオッ!カッコいー。オリジナルの43のレンズより断然こっちの方が良い。早く電池を買ってこの悲運のE-500を使ってあげたい。レンズはニコンF+ヤシコン+アダプトール合わせて40本以上あるのだから充分に遊べるはず。

=SMCタクマー55㎜F1.8=
smct5018_526xxxx
 ∞は出ているので見た目通りバラされていないのだろう。まずはカビ取りしなくては…。

TAMRON 22A
22a_135
 開放だけど悪くないね。覗いた感じでは40Aと同じ気がする。後群にスポットカビが一点だけあるので取りたい。


カメラ巡回[17/10/31]


=M42-43マウントアダプタ=
m42_43
 漸く付いたけど、これはピン押しではないので全部使えるわけじゃない事に気づいた。それにしても急速に43のレンズが増強されてきたので早く電池を買わねば…。

=K/AR-NEXマウントアダプタ=
kar_nex
 ARのマクロを付けてみたが…レンズが大きすぎて何を付けても似合わない(^^; これにサイズ的に合うのはライカLM系レンズくらいだろうな。

=アダプトールOM=
=アダプトールMD=
 これでだいたい全部付いたかな。

=キャップ類=
 しばらく保存される予定。

FD 100-200mm F5.6②

CANON FD 100-200mm F5.6 S.C.


FD 100-200mm F5.6①

 まずは長距離と∞のテスト。ここで問題となったのはやはりブレである。何しろレンズが極度に細長いので一度振れると暫くの間振動し続けている。三脚座付マウントアダプターでも危うい状態だ。今回は「可能な限り振動させない」という歯切れの悪い曖昧な解決法となった。ケンコーが望遠ブラケットBR-230というのを出していたようだがもう売っていないね。この手のモノは需要が少ないので自作するしかないのかもしれない。

 それはさておき、焦点距離は100、150(辺り)、200mmで、絞りは開放がF5.6なのでF16まで絞ってテストする。シャッターは静止した頃を見計らってリモコンで押している。


★100㎜
 まずは短い方から。当初∞突き当りまで回してテストしたらオーバーインフで全カットボケて大失敗!二度目は慎重にズーミングの度にピントを合わせた。

=F5.6=
100f056
 100㎜の上にF5.6という事で開放から色収差は目立たない。真ん中のピントも文句無しだが周辺も安定している。充分に使い物になる画質だ。

=F8.0=
100f080
 一段絞るとさらに向上している。これだと等倍でも何とか見られる画質だ。

=F11=
100f110
 ピントが深くなっただけでF8と同様である。実に安定している。

=F16=
100f160
 ここでも安定している。非の打ちどころはない。


★150㎜
 この焦点距離でもやはりオーバーインフ気味だったのでボツ。二度目は目で見てしっかり合わせている。

=F5.6=
150f056
 微妙にコントラストが低いか?とも思えるが難癖に近いレベル(^^; この絞りで充分に使い物になる。

=F8.0=
150f080
 さらに向上した。100㎜もそうだが単焦点との差は明るさ以外には無い。

=F11=
150f110
 ピントをしっかり合わせてブレなければ等倍でも全く問題無し。わざと大画面で見たくなるくらいだ(^^

=F16=
150f160
 もう絞る必要は無かったね。ピントが深くなっただけ。


★200㎜
 この焦点距離では突き当りまで回しても無限が甘くなっている。いずれちゃんと調整したい。

=F5.6=
200f056
 露出が半絞り暗いオーバーになったのだがちょっとハロっぽい気がする。ピントの合ったところは全く問題ないシャープさだが、流石にこのくらいの焦点距離だと色収差が目立ってくる。

=F8.0=
200f080
 ハロっぽさは皆無になってコントラストが上昇。難癖を付けるとしたら前ボケがやや不安な所がある。

=F11=
200f110
 ピントが深くなったので色収差も最至近の電線部分以外は全く気にならなくなった。全く申し分のない描写だ。

=F16=
200f160
 手前までピントが来ただけ。

 結論を言えばF5.6と暗いのと2倍ズームという事で余裕があり、少なくとも遠距離では単焦点と変わらない描写である。


★∞が出ていない?
focus_700m
 実は200㎜は∞の突き当りまで回して撮影したのだが無限が出ていない気がする。タンクは良いとしても避雷針?(700m)がボケている。


focus_500m
 代わりにこの中心にある衛星アンテナ(500m)がシャープすぎる。微妙ではあるが前ピンなのだろう。あまりアテにならないかもしれないが、熱糞のピーキングでもマンションはほぼ赤い所が無いに等しく、その前の辺りに赤が集中している。台風で雨続きだが早く月が出ないかな。そうすればハッキリと断定できるのだが。


after1_toubai
 これは"Zuiko 100-200㎜ F5(OM)"だがマジで解像すればこのくらい写る。タンクのディティールは勿論のこと避雷針の模様まで写る。スゴイ違いだろ?尤も大気の影響はかなりのウェイトを占めるので撮影日時に依る部分も大きいので単純比較は危険だが。

 ∞が出ていないのはK&FのFDマウントアダプタが悪い可能性もある。またはこのFDレンズに元々それほどの解像力が無いのかもしれない。しかし筆者はこの時代のFDレンズの解像力はもっと上だと考えているのだが。いずれオーバーインフ気味にして勝負してみたい。

 このレンズは200㎜は無限にギリギリ足りていないが、150㎜以下ではオーバーインフ気味だった。という事はピント移動があるので「180~200㎜辺りに無限を合わせてそれ以下は成り行き」という調整になっているのではなかろうか。他社は∞が出るところ以外は前ピンになっているのが多い。筆者の好みで言えばこのFDの調整法が一番だと思う。HJCLでズームレンズを調整する場合は全てそうしている。


★次回に続く
 思った以上に良いレンズだった。次回は中距離をテストする。

リバースリング

 暇を見つけて家にある昔使っていた写真の道具を探索したがペンタックス関連は見つからなかった。筆者にとってペンタックスは趣味のカメラだったので、実用的な仕事道具はニコポン・官能・ブラック用しか無いのだろう。昔SやKマウントの物件がジャンクコーナーで捨て値だった時代に買い占めておけばよかったな。がしかし、何故か奇跡かリバースリングが出てきた。一体こんなものを何に使っていたのだろう?まあ地面師と言われてきた筆者なので有っても不思議はないが(^^


rev_ring1
 出てきたのは49㎜と52㎜の純正リバースリングである。これだとタクマー等ペンタックスのレンズだけではなく、フィルター径が49㎜と52㎜のレンズはニコンだろうかキヤノンだろうが他社製も含めマウント関係無しで全て付く事になる(注1)。

 また変換リングを使えば伸ばしレンズも含めて全部付く。これは大きい。何しろレンズは全部で4~500本くらいあるから一生遊べる。フィルター枠が無いレンズ(多少ある)は当然ダメだけど。


md5017rev017
md5017rev040
 MD ROKKOR 50mm F1.7を逆付けしてアサペンのレンズキャップを撮影してみた。上がF1.7開放で下がF4である。標準レンズでは絶対に寄れない距離(注2)で撮影できる。画質もピントが合った所は非常にシャープで実用性充分。


mir1brev028
 HJCLらしくCPUを撮影してみる。これはMIR-1B(37mm F2.8)で撮影している。MLCCの頭辺りにピントが来てしまった。逆付けの場合は焦点距離が短い方が倍率が上げられるので面白い。


mir1brevmc4
 より変態的にテレプラスも併用してみた。暗すぎてピントが合わせられない(^^; それに拡大率が大きいから手持ちじゃ無理だわ。これどういう光学系になるんだろう?想像するのも嫌になるが気にしない事にしよう。倍率だけならデジタルの等倍マクロなんか目じゃない。


 しかしチョー使いにくい(^^; この場合ピントリングはほぼ効かないのでカメラの方を動かして撮影するのだが、これもマクロスライダー無しには実用したくない。レンズ的には能力をフルに発揮できると思うのでリバースリングはマクロ道には必須と言える。


★ステップダウンリング
 ステップアップリングというのはおなじみだと思うが、ステップダウンリングというのはなじみが無いだろう。ステップダウンリングを使ってフィルターを付けると高確率でケラレるから通常は無用の物件である。だがリバースリングを使う場合にはこれが必須となる。ステップダウンリングはカメラ屋でもあまり売られていないが、その中でお勧めというかこれしか無いのがマルミ光機の製品だ。

 小型カメラのリバースリングはフィルター径の種類が少ないし揃えると高い。そのため色々なフィルター径のレンズを取り付けるのにこれが必須なわけだ。HJCLではペンタックスの49・52φとNikon BR2Aを所有しているので49φと52φに変換するステップダウンリングが必要になる。現在はペンタ主力だから49φだけでも良いか。

62→49φ:COSINA20㎜等
58→49φ:ズーム逆付けしてみたい(^^
55→49φ:AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8等

 付けるのは主に広角と標準レンズだから55、58、62φを揃えておけばだいたい網羅できるだろう。但しNikon BR2Aに49φのレンズを付ける時はステップアップリングの方が必要になる。


注1:電磁絞りだと付いても使えないだろう(筆者は15本所有^^)。AF以降のレンズはこれだから使い物にならない。言い換えればリバースリングは現代ではもう無用のモノとなりつつある。

注2:50㎜前後の標準レンズの最短撮影距離は概ね40~60㎝となっている。最近はズームが標準レンズなので一応書いておく(^^


FD 100-200mm F5.6①

CANON FD 100-200mm F5.6 S.C.


 New FDにもあったが、ジャンクで多く出回っているのは圧倒的に銀の締め付けリングでおなじみの旧FDの方である。1966年発売ののFL名義の奴と中身はほぼ同一だし、New FDも鏡胴を改良して小型軽量化しただけだろう。流石にEFの100-200㎜はF値が違うので再設計されたと思われる。それにしてもこのメーカーのこの焦点距離に対する熱意は異常とも思えるほどだ。


★概要
 このレンズは2017年現在どこのHOの青箱にも入っているメジャーレンズであるが、同時に全く売れないネコマタギレンズを代表するレンズでもある。普通に考えてみれば当たり前だわな。

①この高倍率時代に焦点距離が100~200㎜しか変化しない!
②それでいてMFとしては極度に暗い開放F5.6!ピント合わねえ。
③更に鬼畜な最短撮影距離2.5m!室内使用は無理。
④それでいてマクロ機能など一切無し!日常使用は無理。
⑤テレ側で繰り出すと矢鱈細長くて使いづらい形状!ブレまくり。
⑥ジャンクでは不人気の代表格であるFDマウント
⑦中古価格は他のレンズと変わらず決して安いわけではない

 現状これで人気が出る方が不思議だ。大体100-200mmなんて同じくネコマタギの70-210mmにも包含されるのでわざわざ選んで買うもんじゃない。70-210㎜ならF値だって安物でもF4.5はあるだろう。カメラメーカー純正品でなかったら新品だって売れないのではないだろうか。2倍でも50-100㎜だったら需要はあっただろう。ま、設計の難易度は100㎜以下の方が遥かに上になるわけだが。

 そんな訳でほぼ買う人は居ない不燃ゴミ扱いなのであるが、そんなレンズこそがこのネコマタギレンズ研究所の取り上げるべきfavoriteレンズである。新品定価や中古価格は決して安くは無いが、ジャンク価格であれば精々数百円とよい塩梅である(^^ そんな訳で荷物が少ない折にゲトしてきた(注)。

注:以前から買うつもりだったが、100円のは状態の良いのが皆無だったので選り好みしていた。大型で他の買い物がある時は持つのがイヤだったこともある。


normal
 棚で見ていて分っていたけど長い。同じFDに300㎜ F5.6と言うのがあるがアレと似ている。1966年当時ならズームとして普通だし、1970年代でも世間的にはほぼ問題なく許されただろう。もっともNew FD時代には誰にも見向きもされていなかったが。筆者は写真を始めた頃に大亀のワゴンに空しく放置された多数のNew FD版新品特価品(7~8割引き!)を見た事がある。


max
 がしかし。上の100㎜時の姿は仮の姿で200㎜の時に繰り出し、ついでに内蔵フードも伸ばすとこんな姿になる。流石にこれは…とドン引きされても致し方ない。ハッキリ言って400~500mmクラスだよこれは。

FD100-200mm F5.6
 これはモノコート版で1971年5月発売。66mm×174mmで820gである。HOでよく見かけるのはこれだね。銀の締め付けリングにFDらしさを感じてしまう。

FD100-200mm F5.6 S.C.
 上のレンズにスペクトラムコーティングを施したもの。1973年3月発売。66mm×173mmで765gと僅かに長さが縮まり軽量化されているのを知って驚いた。コーティング以外は全く同じだと思っていたので。これも非常に良く見かけるが、今回入手したのはこのバージョンである。

New FD100-200mm F5.6
 New FD版も同価格で売られていたので比較のためゲトしてきた。こちらは軽量化したものの外見が現代的で味わいが低い。筆者のA1・F1には良く似合っているけど。光学的には最少絞りがF32になっただけ。外観的には63mm×167mmで610gと大幅な小型軽量化が図られた。


filter5552
 New FD版はフィルター径も標準の52φになっている。しかし鬼畜な最短撮影距離2.5mは最後まで改善されなかった。最短撮影距離を短くするためには鏡胴の設計変更が必要だからだろう。近距離の画質についても見直さねばなるまい。New FD版の方は1979年6月発売。


 インターネット上では使っている人を殆ど発見できなかった。チマチマとそこら辺の花や猫を写している亀爺・亀オヤジが最短2.5mのレンズを使うわけは無いな。望遠では一般的な鳥の撮影には焦点距離が足りないし。作例を探したが皆無に等しかった。一応細々と使っている人は居たけど写真がちっさいサムネイル級だった。やはりHJCLでテストするしかない。


★状態
maedama
 前玉は全く傷が無く新品同様と言って良い状態。細かいホコリがあるがこれはジャンク店の棚の上でかぶったものだろう。何で前玉だけキレイかと言うと、そこらのビンボー人はプロテクトフィルターを使うからだ。レンズは後玉の方が重要なので前だけ保護してもしょうがない。それに玉に傷が無くてもカビが生えたらお終いだし。まあこのレンズに限れば後玉が天然フード状態なので前玉保護は正解と言えば正解だ。当該物件に関して言えばカビも全く生えてないのでそれなりに気を使って使われていたのだろう。キヤノンナンバーに拠れば1973年8月製造らしいので世代的に近親感はある(^^ 何にせよ44年前に生まれたレンズである。そこらの中年オヤジが生まれた頃のレンズなのだ。こうして現在も全く問題なく使用可能である事に感動する。金属+ガラスレンズはやっぱり最高だよ。


gomi1
 中の状況はこんな感じでジャンクレンズとしては普通である。大きめのゴミが二つ見えるが、これはジャンク在庫中に付着した表面のゴミだと思われる。このレンズは望遠レンズにありがちな後玉がかなり奥まった所にあるタイプで通常接触は無い。そのためジャンク箱で揉まれても傷が付いたりする心配は無いのだ。このメーカーの製品では心配されるクモリも今のところ気にならないしカビも無い。クモリに関しては精密検査をしないと分らないが。


gomi2
 後玉をブロワーで吹いてみた。予想通り大きい二つのゴミは消えてしまった。細かいホコリは残っているが特に問題は無いのでこのまま撮影してみよう。

 メカは今のところ問題無しだが直進ズームなので経年劣化がモロに出るタイプ。直進式はピントリングとズームリングが両方共にお亡くなりになる場合が多いのだ。それとズームはカムが減ってくると機械式のピント補正が効かなくなって来てズームではなくバリフォーカルのようになってしまう。このレンズは使用頻度が低かったのかメカの状態は新品と変わらないので力は出せそう。外見もHJCLが入手後に磨きまくってジャンクから中古美品くらいに昇格している(^^ 内蔵フードに傷が無い分、同時に入手したNew FD版より状態は上と言える。


★次回に続く
 実はこの記事は当該レンズを手に入れるだいぶ前から書き始めている。秋前には半分くらいは書いてあった(^^ ジャンク屋の棚を見ていて、いつかは絶対このレンズを手に入れる事になると信じていたからだ。念願が叶って?こうして記事が陽の目を見る事になった。めでたし^2

カメラ巡回[17/11/10]

 定期巡回である。前回は不作で何もレンズを買えなかったが、今回こそは良いネコマタギレンズを手に入れたいものだ。出発は大体いつも通りで15時59分だった。実は本当に久々に自転車に乗るのだ。何と前回のカメラ巡回(2017/10/31)から一度も乗っていない。まともに走れるのだろうか?まあ自転車と水泳は絶対忘れないらしいから大丈夫かな(^^

 その証拠に走り出すと全くいつもと変わらず、昨日も走っていたかのように走れてしまうのだった。ただ足が弱っているのが判る。早稲田通り程度の登り坂で足がダルくなるのはヤバい。途中で息切れしたところもあった。こんな事ではそこら辺のヨボヨボのジジイを笑えないぞ。このまま弱ってしまうのは拙いので連闘で次の日曜はHSDLの巡回で長距離を走る予定。雨が降らない限り毎週走りまくりだ。尤もある程度寒くなってきたらお休みしますが(^^;


1711101633
 往路の平均速度が驚異的だった。何しろほとんど止まらなかったからな。都内でこの数値を出すのは交通法規を守っていれば通常不可能に近い。


1711101634
 もう暗くなってきた16時33分に到着。いつものようにサンプラザの自転車置き場に止めておく。ここが一番自転車が痛まないからな。ここからジャンク館まで徒歩5分である。


1711101638
 キター!ここからジャンク館の棚が見えるかな?棚がスケスケじゃないか。結論を言えば今日も不作でした(^^; 何しろ買おうにもレンズが無いのだからどうにもならん。実は筆者が到着して暫くした頃にジャンク追加投入があったのだが、如何にもテンバイヤーみたいなオッチャン(頭は悪いが欲だけは人一倍みたいな感じの男)が全部持って行きやがった。尤も追加は1000円以上のAFレンズが殆どだったので我々には用は無いのだが。


1711101738
 17時38分にお会計。こんなに早いお帰りは初めてではなかろうか。この秋は「何も無かった」がデフォになりつつある。荷物が少なくて良いかもしれないがHJCLネタ的に詰まらないなあ。


1711101758
 17時58分、ダイソーも見たし帰るか。どこかでメシ食って帰りたいけど、イナカと違って都内店舗は自転車止められるところが無いからなあ。ファミレスには一人で行きたくないし真っ直ぐ帰るか。取りあえずお疲れ様。


★今日の買い物
 何にもねえ!仕方が無いのでマウントアダプターを検品したが、M43もNEXも定価より高いのがあったりして不発。EOSのは欲しかったけど高いので止めた。

=SIGMA TELE-MACRO=
sigma_telemacro
 買えそうなのが無かったのでΣのテレコン(ニコポンマウント)をゲト。今日買った唯一のレンズだが壊れているかも。実は使い方をよく知らない(^^;

=キャップ類=
cap171110
 今日のキャップ類。最近はレンズを全く買わないので追加しなくても大丈夫(^^


★スルー
 これは欲しい!と思うレンズは大概が予算(1000円)を越えているので全て撥ねられてしまう。それが買い物ストッパー(no more 貧乏^^)になっている側面もある。お前らも見習え!カネ貯まるぞ。尤もオレは稼ぎも無いので全く貯まらないけどな。

・Panasonic LUMIX G3
 1600万画素のM4/3という事でそれなりに魅かれたが「シリアルナンバー消え」って書いてあった。それって盗品と区別がつかないのでは…と思ったが内部にも入っているんだっけ。でも消えているのは気分が良くないのでスルー。5000円切っていれば消えていようが買っちゃった可能性もありますけどね(^^

・EOS-NEXアダプタ
 電子接点付きだが何かまともに動かない気がしてならない(^^; 誰かヒトバシラーになってほしい。


★走行リザルト
 今日11月10日の日の入りは16時38分。練馬における16時の天候は晴れ、気温は15℃で南の風1.0mだった。帰りは寒いがまだ手袋が要らないだけマシか。もうそろそろヤバいけど。

走行時間⇒1:11:59
本日の走行距離⇒21.37km
平均速度⇒17.8km/h
最高速度⇒30.7km/h
通算走行距離⇒1671.5km

 往路は驚異的速度だったが、こういう時は得てして復路がタレるのだ(^^; 17.8km/hは昔なら好記録だが新車になってからは当然の速度となってしまっている。地道にレベルアップしているのね。

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