ネコマタギ★レンズ研究所

ジャンク屋の箱の中で引き取り手が無いレンズを好んで研究するブログである。

2017年04月

カメラの話[17/04/29]

★M42/PENTAX Sマウントの事
 *ist Dsを主にSマウントのDSLRとして使い始めて2ヶ月が過ぎた。当初「これで使えるレンズは合わせて50本を超える」と思っていたのだが、実際の稼働率は半分とまでは行かないがそれに近い。何故かと言うと純正S(M42)マウントアダプタはピンを押す機能が無いのでAUTO専用レンズは使えないからだった。これフィルム時代(SP使用)には全く関係無い事なのですっかり忘れていたよ。特に使いたかったCOSINAの20mmF3.8が開放でしか使えなかったのはガックリ。現在市販されているアダプタにはピン押し機能の付いたものが多いが、わざわざそんな高価なモノを買う気にもならない…カメラより高いし(^^; これらオート専用のテストは7Rを買ってからのお楽しみ、という事にしておこう。


★前玉が緩んでた(^^;
 どうも前回テストしたスーパータクマー55㎜F1.8は無限が出ていない…気がする。他人の同レンズと比べただけでなく、HSDLのもう1本の同レンズ(SMCだけど)と比べてもピントの悪さが気になって仕方がない。尤もロットが違うので当たりハズレの問題かもしれないのだが。

 原因を確定すべく、レンズの飾り板を外して前玉の所のネジを見たら一番前が手で回せるくらい緩んでいた(^^; 「ヤレヤレ、これまでのテストは全部失敗だな」と思って締め直し、無限を撮ってみたらやっぱりピントが来ていない…気がする。まだどこかのネジが緩んでいるのだろうか。無限が出ないなんてレンズの風上にも置けない不良だと思うのだが困ったな。レンズをバラすのは確信が持てないのでイヤだからサンプルを増やすべくもう2、3本買ってみるとか?何かそれもキリが無いのでイヤだな。全体的にシャープさが増した(気がする)ので再びフィールドテスト+基板撮影でその変化をテストしたい。疲れるなあ~。

 関係無いけど*ist Dsは機構ブレが大きいような気がする。何故かと言うとミラーアップして撮るとシャープさが増す(場合がある)から。シャッタースピードによってブレるのかもしれない。だからブリキフレームとプラボディはイヤなんだよなあ。尤もこの機構ブレはフィルム時代のダイキャストボディでもあったのでミラーや羽根を動かすシャッターがある限りダメなのかもしれない。完全な電子シャッターでないと根絶は不可能か。


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 ちょっとインチキ臭いけどRAWで撮って1/2してみた。ミラーアップにより前回テストしたよりはシャープさが増した気がする。尤も撮影時の時間や天候の差もあるのでカメラだけではないが。これでフル画角になればデジタル時代のレンズと比べても遜色無い。

 このレンズはドットBYドットで見ると中央部付近にある赤い屋根の家や電車の前あたりから駅までしかピントが行かない。素人がレンズをバラすのはイヤだけど放置もできないし、金を掛けてオーバーホールに出すほどでもないので自分でバラしてみるかな。ネジマウントのレンズは距離がいい加減なのでオーバーインフくらいで丁度良い気がする。


★LEDライトで検品
 どこかのサイトでLEDライトで玉の状態を検品していたので、マネしてHSDLでもSuperTakumar 55mm F1.8を検品してみたが…。


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 ほほー、なんかずいぶん汚れてますね。真ん中には恐らく画角内の逆光時に出るであろうゴーストも発生している。これでコーティングの善し悪しも判断できるか?

 がしかし、このままでは決定的な不具合がある。この状態だと100円LEDライトのレンズの傷やゴミが結果に反映してしまうのだ。つまりこの状態だと本当は傷や汚れが無くとも汚く見えるわけ。この欠点を改善するには拡散光じゃないとダメらしい。


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 光源をダイソーLED電球60Wに変えてみた。マネする人は筒を作って直視しないようにしないと目が潰れるので注意。相変わらずホコリは多いが傷の映り込みは無くなった。レンズの本当の傷はこれでも判別できる。慣れればコーティングや内面反射も確認できそうだな。ゴーストはもっと電球を近づけると消えるかも。この方式だと持ち歩けないのが困る。


koba
 100円LEDライト単体でもコバの浮きくらいは確認できる。これは透過光ではなく反射光で見ればよい。流石に製造後50年以上経っているので派手に浮いているな。ついでにこの状態で玉の黄変も確認できた。このレンズはデジタルでしか使わないので色は関係無いけど。黄変はUVライトで元に戻るらしいが、放射線が出続ける限りまたいずれ元に戻るのだから同じこと。ハンダ割れリフロー地獄に通じるものがあるな(^^; ま、一時だけ改善すれば良いテンバイヤーには良い情報なのだろう。

*ist Dsの消費電力

 2月に買ってからもう1ヶ月以上経ったが今もその時入れたエネループが生きている。エネループが新品で満充電だったこともあるだろうが、1000枚以上撮っているのに消費電力が少なすぎだ。通常は500~600枚くらいの命らしいので、何故なのか考えてみたらすぐに思い当った。それはAFを使わないからだ。HSDLで使用しているのが昔のM42やらKのレンズだけだからだろう。そこで各動作の電流がどのくらい流れるのかSMで調べてみた。

 このカメラはメインスイッチOFFでも50μAは流れる。これは各種設定を保存するためだろう。オートパワーOFFだとそれより多く120μAも流れる。メインスイッチを入れると180mAと無視できない電流が流れるし、メーターONだと実に370mAが流れるのだ。オートパワーオフや測光作動時間を標準より長くしている人は電池の持ちが短くなっているだろう。ディスプレイメニューやプレイバックは何と500mAも流れるから裏面のLCDを使っている人は更に短くなる。筆者は設定時以外では全く使っていない。

 一番電流が流れるのは一眼レフなのでシャッターを切った時で2.7Aの電流が流れる。シャッターは省略できないが無用な空シャッターは止めよう。加えて画像をメモリに記録する時に350mAを消費する。次に大電流が流れるのはAFモーターで2.2Aだ。AFをコンティニュアスで動かしっぱなしにしていると流れ続けるので豪快に消費する事になるわけだ。筆者の消費電力が他人より少ない理由は恐らくここにあるのだろう。

 ちなみに電流が流れそうな気がするフラッシュチャージはAFよりわずかに少ない2.1Aだった。それよりUSB接続時に300mA以上流れるので、メディアを外してSDカードリーダーで読んだ方が良さそう。筆者は当然そうしている。シャッター回数は減らせないのでAFや裏面液晶を止めるのが節電のコツだろう。もちろんメインスイッチも入れっぱなしにはしない方が良いし、オートパワーオフやメーター保持時間も標準に戻そう。*ist Ds以外のカメラでも同じだと思うよ。

懲りずに基板撮影③

 今日はピントのお稽古だ(^^ 基板撮影は目的がはっきりしているので撮影準備はし易いが、同時に相手の融通が利かないのでこちらから動くしかない。

 今日のモデルさんはWinfast(リドテク)LR2982であります。GeforceFX5700搭載のHSDLの常用カードである。これのVRM(GPU電源)を、最早おなじみのスーパータクマー55㎜F1.8で撮影する。絞りはピントの山がハッキリ判るようにF5.6固定だ。


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 まずは真ん中のL19と、同じ高さのL20にピントを合わせた。何とこれでもOS-CONの頭がボケてやがります。それでいて基板の印刷はボケボケ(^^; ハッキリ言ってカメラ任せではダメなようだ。本来の写真の基本で言えば撮るものを明確にしないとダメで、L19(L20)を撮る場合はむしろこれで良い。ただHSDLの写真は全部にピントが来ないと拙い。写真は引き算などと言われるがそれはお作品の話で、こういう写真は足し算というか情報が多ければ多いほど歓迎される。余計な物が写ると何かしら発見があるからな(^^


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 今度は少し低いL17(L18)に合わせてみた。電解コンは勿論、L19(L20)までボケ始めている。これで漸く基板にもだいぶピントが来た。C49(C50)にもピントが合っているし、使えるのはこのくらいですかねえ。


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 試しに基板印刷に合わせてみた。これだと印刷はシャープだがL17(L18)も微妙にボケ始めている!コンデジではこんなに明確な差は出ないので参る。F5.6の被写界深度などマクロ時には有って無いようなものだ。

 結局のところ2番目の状態で絞りをF11程度に絞るのが良さそうだ。絞りはF8を超えると画質が低下するし、暗くなるとブレの危険性もあるのでなるべく絞りたくはないが、これだけピントが明確になると仕方がないな。


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 F11まで絞ったこれが決定稿となる。チョー面倒くせえな(^^; ハッキリ言ってマクロはコンデジで勘弁してほしい。部品拡大の場合は全画面使わないので安いコンデジで何とかなるのだ。まあHSDLのコンデジは大昔のなので、これでなければ撮れないモノもありそうだが。実用にはTG-4欲しいな~。


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 試しにコンデジで撮ってみた。先生、コンデジの圧勝です!(^^; チャンチャン。まあディティールがスッキリスッカリ省略されている(注)とか、歪曲で部品が変形するので中心部しか使えないとか欠点も多々あるが、ハッキリ言ってこっちの方が撮影が楽。ちなみにカメラは常用のニコポンではなくA580で画像サイズはほぼ同程度。このような写真はコンデジで、マザーボード全景のような写真はタクマーの方が向いている。コンデジでマザーボードの全景を撮ると基板がタル型になって見られたものじゃないのは前々回に確認した通りだ。

注:基板のホコリがノイズリダクション?のお陰でキレイサッパリ消えてしまっている。実際これ写真とは呼べない厚化粧の捏造レベルだ。観音はこういうところがイヤなんだよな。この会社の製品はRAWで撮って自前で現像するしかない。


懲りずに基板撮影②

 もしかすると高解像度のRAWで撮って現像すればJPGで撮るより画質が良くなるかもしれない。まあ普通に考えればレンズの性能が向上するわけではないので有り得ないけど未練たらしくやってみた。そうまでしてタクマーを使うのか?(^^;


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 PENTAXのデジタル一眼カメラに付属している"PENTAX PHOTO Laboratory3"という現像ソフトである。ライトルームのような現像ソフトを用意しても良いのだが、純正ソフトでやってみてマギレの無い結果を得たいのである。いや本当はカネを出すのが嫌なだけだが。話は逸れるが他に"PENTAX PHOTO Browser"というソフトもインストールされる。これは要らないかな…と思ったが、よく考えてみればJPEGはともかくRAWは普通のブラウザでは見られないので必須なんだな。

 今までの撮影で感じたのだが、何となく青いマザーボードの方がよく写るような気がする。気のせいかもしれないが、もしかしたら赤外線フィルターの関係で実際そうなのかも。そこでP4i86Gをモデルに使う。


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 これが推奨設定と言うかオートでそのまま出力したもの。標準的で特に問題ないだろうが筆者的にはちょっと青っぽい。タクマーなのでレトロ色調で行きたいと言うわけではないが。


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 筆者がRAW→JPGで多少弄ってみたもの。上に比べ黄色っぽいがこっちの方が本当らしい。当日の光線は筆者しか見ていないので同意が得られるかは微妙だが…。色と言うのは見え方に個人差があるので好みの押し付けは意味がない。


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 ちなみにリサイズの時に外部ソフトを使ってシャープを掛けてみた。確かにピント良く見えるが捏造っぽい気もする。少なくともタクマーの良さは完全に消されたな(^^; この場合は基板撮影なのでこれでも良いけど、シャープになったからと言って解像度は変わらないので細かい文字が読めるようになったわけではない。元から無いモノは出てこないので読めない字は読めないままでシャープになっているのだ。JPEG圧縮率が落ちたのも見逃せない欠点。

 ところでPENTAX PHOTO LaboratoryでRAWからTIFF16に出力したら画像が半分になってしまったのだが、筆者が何か操作に失敗しているのだろうか?


★おまけ:ソ連製マクロレンズ
 HSDLのマザーボードの基板撮影はわざわざ好き好んで古代のSuperTakumar55mmF1.8を使っている訳だが、先日は目先を変えてマクロレンズを使ってみた。もちろんMacroTakumarを使ったら面白くも何ともないのでソ連製マクロレンズのИНДУСТАР-61Л/3-MC 50mm F2.8を使った。当初はバカにしていたこのレンズだが、撮影してみると見かけST55㎜F1.8よりシャープである。遠景は冴えないので本当にマクロ設計なのかもしれない。テキトーなソ連の事だから、少々長めに繰り出せるただのテッサーをマクロと呼んでいるのかと思っていた(コシナ広角みたいに^^)。中身は素のテッサーだからフローティング、つまり近・遠距離収差補正機能等の高級なメカは存在しない。

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 絞りはクリックが無いのでハッキリしないがF5.6くらい。良くも悪くもタクマーとは明確に違う画質である。フィルム時代に使い込んだので知っているが、このレンズは四隅の流れという致命的な欠陥がある。APS-Cだとそれが隠されるので良いレンズに見える。

 尤も見かけはシャープに見えるが所詮はテッサー、解像力自体は大した事は無い。大口径のST55㎜F1.8の方が上なのではないか。カリカリしてイヤに乾燥しているようで、何となく的のビデオカードを思い出すエッジのシャープさだ(←バカにしてます)。撮影時にピントや絞りを加減して、いずれはもっとシャープな画像にしてみたい。勿論現像の仕方も工夫する必要があるだろう。レンズの数値的にはそれなりなので上のギヤはまだまだあるはず。更に良くなったらまた報告したい。

被写体が違うとサッパリ解らないと言われたので写真を差し替えた(^^; タクマーと同じくRAWで撮って1/2してJPGに変換している。

やはり乾いた感じの画質だが、それはテッサーというレンズそのものの描写と言える。複写には良いけど有機物を撮るには向いていない。

レンズが行方不明(^^;

 移転以来6、7年ぶりにレンズ倉庫(大型防湿庫)を整理してみたが、1999年度版レンズ登録リストにあるのに見つからないレンズがある。レンズなんてある程度大きなものだから見つからないのはおかしい。何で出てこないのだろうか?売却してしまったのか?

[1993/??/??]NEW FD 50mm F1.8(911xxxx)
[1995/??/??]AUTO CIMCO 28mm F2.8(66xxx)
[1996/??/??]NEW FD 35mm F2.8(84xxx)
[1996/01/14]Super Takumar 24mm F3.5(442xxxx)
[1996/02/28]EBC FUJINON-DM 35mm F2.8(553xxx)
[1996/04/18]EBC FUJINON 55mm F1.8(899xxx)
[1996/10/26]SMC Takumar 28mm F3.5(612xxxx)
[1999/??/??]SMC Takumar 35mm F2(xxxxxxx)

 Super Takumar 24mmとSMC Takumar 35mmは売ってしまったような気がしてきた。だけどこれを売ってしまったのは間違いだったかもしれん。35㎜F2の方は当時既に玉が濃い黄色になっていた記憶がある。これでカラーを撮ったらどうなるのだろうか?と思いつつ一度も撮らずに終わってしまった。現在デジタルカメラで使ったらもっとうまく使えるかもしれない。あとAUTO CIMCO 28mm F2.8は某店の委託に出していたら店が無くなってしまったのを思い出した。引き取り忘れかな。これはFDマウントだったのと、画質がイマイチどころかイマ二だったので使わなくなった。このシム子は28と35を並べていたが35の方はすぐ売れてしまった。一般的には28の方が売れそうな気がするが、35の作例写真(注)が美しかったからだろうか?それともキャップが黒アルミだったからか?

 それにしても富士光機のレンズは売った覚えは全く無いのだが…。特に35㎜なんて当時でも今でも絶対に売らない筈だが。55㎜の方はソ連製カメラ(多分ZENIT 11)に付けて売ってしまったようなかすかな記憶もある。どれも売った値段の方が買った値段より高いはずなので損はしていない。だが売ったレンズを正確に記録していないのはオレらしくない失態だな。

注:委託で店に並べる時に、そのレンズで撮ったオレの写真(大キャビだけどオリジナルプリントだ^^)を一緒に並べてもらっていた。そうするとある程度高値を付けても直ぐに売れた。お陰で?クラシックレンズ界では有名な某有名カメラマンにも買っていただいた事がある(^^


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