ネコマタギ★レンズ研究所

ジャンク屋の箱の中で引き取り手が無いレンズを好んで研究するブログである。

2017年12月

2017年を振り返る

 今年ももう終わりだな。と言うかこのままのペースだと人生すらすぐに終わってしまいそうだ。クソが!まだこの世で何にもしてねえよ。

 2017年はHSDLからHJCLが分離してスタートした記念すべき年である。この「ネコマタギレンズ研究所」は今年始まったのだった。しかし低調なブログだな…(^^; 楽天的な筆者でも最初から10年やっているHSDLくらいのアクセスが有るとは思っていなかったが、現在はHSDLから切り離して単体で成立するのは難しいようだ。アクセス数が当初から上がらないし、恐らく内容がカメラを弄っている人々には響かないのだろう。何しろ扱っているのがネコマタギレンズだからな(^^; もちろん官能やブラックの記事で賢くないAIに検索パージされているのもあるだろう。これはまあ内容の問題なので仕方が無いし後悔も無い。

 このHJCLブログはカメラと云うかレンズの記事にHSDLの手法を持ち込んだ斬新なモノだったが、受け入れられていないのは間違いないので少なくとも現時点では敗北と考えていいだろう。イヤ始める前からそんな気はしていた。今時写真をやっているのは昭和の昔からやっている死にぞこないジジイか、何か人生を大きく勘違いした若い女しかいない。写真ではなくカメラ弄りはやっている奴は多いが物凄く浅い奴かテンバイヤーと紙一重の奴ばかり。そんな連中がHSDLの手法を持ち込んだレンズ解析記事など読む筈が無いし読んでもイミフだわな。石の上にも三年と言うから三年間は頑張ってみるつもりだが、その時にHSDL程度のアクセス数が無かったら潔く止めよう。もう誰にも読ませてやらねえからな(^^

 早々にまだ同好の士が多い(と思う)HSDLに出戻りしてアホなPC記事でも書きたいところだが、筆者(猫又)としてはPCの方はいよいよネタ切れで書く事が無い。HSDL側の前・元しばたよしとみ氏たちが戻ってこない限り筆者の担当である自転車記事くらいしか載せられないだろう。どうすればいいんだー。


1712291957
 一杯買い物をした割に今年も写真は一枚も撮れなかった。来年こそは写真を撮りたいがフィルムも印画紙も現像液も無い(期限切れのゴミは数十万円分ある^^)。フォコマートは玄関先で物置化しているしベセラー45MXは箱入でネコのベッドと化している(^^; 暗室を借りるにもOK写真は都落ちして神奈川の田舎に行っちゃうし。それより前に富士が銀塩バックれたらもう写真も終わりだよな。あとは発展途上国の質の悪い製品を有難く使わさせていただくしかない。銀塩写真は質を追求すると言うより「どうやって生きながらえるか?」を考えるフェーズなのだ。沈む夕日は止められないけど、せめて筆者が生きている間くらいは写真を楽しませてほしい。とか言ったらすぐに死神に連れて行かれそうなので取り下げ(^^

 今年はどうも有難う。来年もよろしく。
 HJCL/猫又

レンズ収差と画質

 初心者にも解りやすくレンズの収差や画質劣化について簡潔に説明するのは非常に難しく、恐らく誰が書いても100点満点は無理だろう(^^ この文章は後に記事リンクで利用するために書いた。何か忘れている気もするが後で付け足せばいいと考える。なおこの記事の用語はHJCL用語辞典と違って独自用語ではなく公式の?用語だ。


=色収差=
 色収差は色によるピント結像位置の違いだが二種類ある。一つは軸上色収差で色毎に前後のピントずれが起こる収差である。絞ると被写界深度が深まるために見かけ上は改善される。ピント位置のずれでありピンボケなのでデジタルでは補正できない。もう一つは倍率色収差で、これはピント面は同一で周辺に行くほど像の大きさが色毎に異なっていく収差である。当然ながらこれは真ん中には発生しない。色毎の像の大きさを揃えるだけなのでデジタル収差補正が可能である。昔のレンズは色収差はある程度は止むを得ないとされてきたが、デジタル世代では低分散ガラス(ED・SDガラス)の多用によりあまり気にならなくなってきている。

=球面収差=
 レンズ収差の中で最も画質を左右する。レンズが球面である事から必然的に起こる収差であり、レンズの中央と周辺に入射した光のピントを結ぶ位置が前後で違ってくる収差である。正常な光の周りにピントの外れた光がまとわりつくのでこれがハロになる。絞っていくにつれ周辺の光が使われなくなるので球面収差は大幅に改善し気にならなくなる。昔は設計におけるこの収差の補正の仕方に依ってレンズの「味」が発生していた。例を挙げると完全補正(フルコレクション)タイプ・過剰補正(オーバーコレクション)タイプ・補正不足(アンダーコレクション)タイプである。それぞれに良いところがありどれが一番とは言い切れない。60~80年頃のレンズはオーバーコレクションのレンズが殆どで、これは開放でハロが多くソフトだが絞ると突然鮮明になる特徴があった。ピントの移動が少ないために一眼レフでは有用だったのだろう。デジタル世代のレンズでは非球面レンズ等により開放からかなり減少してきている。

=口径蝕=
 ビネッティングと言う。レンズの周辺に入射した光がレンズの鏡胴自身によってケラレ阻害されること。これにより周辺光量が低下するが、昔のレンズでは画質を向上させるためにわざとこれを利用している場合があるようだ。詳しくは昭和時代のお爺さん設計者に聞いてください(^^

=ゴースト(レンズゴースト)=
 ゴーストイメージや反射フレアーとも言う。画角内に強い光があるとレンズ各面に複雑に反射した点像が発生する。絞りの前で発生したゴーストは絞りの形を光源と対称的な位置に作る。実在しない像なのでゴーストと呼ばれる。

=コマ収差=
 コマフレアや単にコマとも言う。レンズの周辺に入射した点光が彗星の尾のように流れて見える現象である。レンズに入射する斜光線による広義の球面収差であり当然周辺にしか発生しない。絞ると斜光線が大幅に制限されるのでコマも減る。広角レンズでは四隅の流れに繋がり非常に気になる収差である。画角が狭いと気にならない。

=ハロ=
 ハローとも言う。収差フレアの事で、主に開放付近の絞りに於いて収差により像のエッジがホヤホヤに滲む現象。全体的に見るとソフトフォーカスのようになる。ソフトフォーカスレンズは意図的にこの収差(主に球面収差)を発生させている。使いようによっては残っていても構わないものである。

=非点収差=
 レンズに斜光線が入ると垂直方向と水平方向でピントの位置が違ってしまう。理想的には点である光線が縦横に変形してしまう事からこう呼ばれる。早い話が乱視であり、まるでブレたように見える場合が多い。収差曲線ではタンゼンシャル(メリジオナル)像面とラジアル(サジタル)像面の二本の曲線で表し、理想的には同一でなければならない両者の実際の隔たりを非点隔差と言う。この収差図に於いて像面の平坦性(像面湾曲)も同時に表現するのが普通である。ボケの量や形にも影響するので非常に気になる収差である。非点隔差はMTFのグラフでも近似的に確認できる。平坦なのも大切だが2つの曲線が離れないのも重要である。

=フレア=
 レンズに入射する強入力の光(主に逆光)により内面反射などで画像全体に薄く光がかぶったようになる現象。当然ながらコントラストを著しく低下させる。レンズの収差による現象ではなく、コーティングの悪さ・鏡胴の設計の拙さ・カメラの内面反射・レンズの汚れ・撮影時の状況で発生するので収差フレアと混同しないように。

=歪曲収差=
 ディストーションと言う。この収差はレンズによる結像画像の歪みを表す。通常はタル型、糸巻型、陣笠型で歪みを表すが、近年は非球面レンズにより名づけようのない形になる場合がある。ピントは正常に結んでおり絞っても決して改善しない。この収差を改善できるのはデジタル処理だけである。なおネット上には湾曲収差と言う人が根強くしつこく居るが全くの間違いなので気を付けよう(^^ 恐らく像面湾曲と混同しているのだろうが何の共通点も無いし意味も通じない。またパース歪を歪曲と混同している人も居るが勿論別で、パース歪はあおりを使用しないと防げない。つまり撮影上の問題でありレンズの責任ではない。


★光学ガラスの基本
 光学ガラスの性質の基本は屈折率(nd)であり数値が高いものが屈折率が高い。低屈折率の光学ガラスはクラウンガラスと呼ばれ、高屈折率のガラスはフリントガラスと呼ばれ分類される。クラウンとフリントの区別はアッベ数が50のところで分けられている。アッベ数(Vd)とは波長に対する屈折率の変位量を定義している。これは光学ガラスの色分散に対する性質を表わし、数値が高いものがより低分散のガラスとなる。つまり高屈折率のフリントガラスと低分散のクラウンガラスという事になる。

 ガラスには屈折率が低いほど硝材内を通る光がより速く伝搬するという特徴があり、本質的に高屈折率のガラスは高分散で低屈折率のガラスは低分散である。そのため高屈折率でしかも低分散といった都合の良いガラスは存在しない。必然的に高屈折率と低分散のガラスを色々組み合わせてレンズを構成しなければならない。製品の場合はこれに加えて価格や加工のしやすさなども考慮しなくてはいけない。そう考えると多種にわたる光学ガラスも何でも使えると言うワケではなく、似通った構成のレンズは各社とも同じガラスを使っている場合が殆どである。

 基本的な事を言えば、屈折率が高くなると光をより強く(大きく)曲げることができるのでレンズの曲面形状を緩くすることが出来る。つまりガラスの屈折率が高いほどレンズの曲面により発生する球面収差の発生量を減らせることになる。そのため設計者が余程おかしな設計をしない限り「高性能ガラスを使えば高性能は必然」という理屈になる。なお有名なトリウムガラスもこの高屈折率ガラスの一種である。

TAMRON 40A⑧

TAMRON 40A 35-135mm F3.5-4.5(91xxxx)


TAMRON 40A①
TAMRON 40A②
TAMRON 40A③
TAMRON 40A④
TAMRON 40A⑤
TAMRON 40A⑥
TAMRON 40A⑦

 今回はマクロ機能を使って撮影してみる。このレンズはシームレスマクロではなく明示的にリングを操作してマクロモードに入らねばならない。

macroring
 これがマクロリングである。HJCLではピントリングを∞に固定して、このリングを回す事でピントを合わせている。正式な使用法は知らないのだが(^^; なお第一回記事ではマクロの焦点距離が不明だったが、今回はレンズが最も短い焦点距離35㎜を使用した。


★マクロモード35㎜
 折角絞りがF32まであるので今回はF32まで絞っている。

=F3.5=
macro035
 さすがに被写界深度が浅くボケボケである。がしかし、これまでテストしたレンズのマクロ撮影よりハロが殆ど見られないのが判ると思う。コントラストが低いのは中玉のクモリのせいもあるから気にしないとして、開放からソコソコ使い物になるのではないだろうか。

=F5.6=
macro056
 未だ周辺はボケボケだが中心部がちょっと締まった感じになっている。コントラストも多少上がった感じ。

=F8.0=
macro080
 ピントが合った所も画質は更に上がってきた。この辺りが周辺部を除いて最高画質なのではないか。

=F11=
macro110
 被写界深度が深くなっただけ。

=F16=
macro160
 被写界深度が深くなっただけ。

=F22=
macro220
 中央部の画質が微妙に低下しているが充分使える画質である。

=F32=
macro320
 中央部はハッキリ画質が下がったが使えない訳ではない。被写界深度が欲しければこのくらいまで絞っても何とか使える。

 広角側のマクロなので画質の悪化に身構えていたが、開放から最少絞りまで拍子抜けするほど安定していた。立体物を撮るには絞り値による画質はそれほど気にしなくて良いかもしれない。


★続く?
 もし次回があるとしたら来年だが、例の貼り合わせのクモリ玉を剥がして貼り直してみたい。クモリが取れてスキッとコントラストが復活したら正に革命的だろうな。

 このレンズはHJCLの初めてのレンズなので思い入れがある。なので次回以降も延々と引っ張られるだろう。○囲み数字は⑳まであるので20回までは書ける。尤もHSDLのマザーボードと同じく弄り過ぎて20回までに壊れてしまう可能性も大きい(^^;

2017年11月の買い物結果

カメラ巡回[17/11/10]

=SIGMA TELE-MACRO MC 2X 1:1=
 やっぱりこの中身の着脱がよく解らない(確りハマらないんだよね)。更に困るのはこのレンズの製造番号が不明な事。旧型は胴に印刷されていたのだがこれは何所にも見当たらない。製品番号が無いレンズなんてあるのか?謎だ。面倒くさい奴なのでやっぱり買わない方が良かったかもしれない(^^;

sigma_komura
 以前間違えて買ってしまったコムラーのニコンFマウント前後キャップを持っていたので付けた。間違い買い物が役立って良かった(^^ 早く使ってみたいけどあまり使わないマウントなのがネック。無理して買った三脚座付マウントアダプターは意外に使いにくい事を今更知った(^^;

=アダプトールマウント=
 以前書いたがKマウントの旧型と新型でピント位置が違う問題がある。これで6個になった(旧型3個+新型3個)のでそろそろ比較してみるか。それとOMマウントの一つがプレビューレバーがひん曲がっているのか重い。尤もプレビューレバーなんて役に立たないモノは使わないからどうでも良いけど。

ad_pkm
 ウォッ!コイツかなり使い込んでいるなあ。前ユーザーはそれだけ愛用したレンズがあったのだろう。あまり削れるとピントが狂う事になるのだろうか。それより先にバヨネットがユルユルになりそうだが。さすがの筆者もレンズの前玉交換はしてもレンズのマウントを交換してもらった事は無いな。レンズは色々使っていたし、非常によく使うレンズはボディから外さないから。

=キャップ類=
 FD 200mm F4の55φCAPを正式なものに交換。加えてNew FDのリヤキャップが付いていたので旧FDの奴に交換。マニアは色々と細かいのだよ(^^


南巡回[17/11/28]

=キャップ類=
 入手したモノは殆ど消費してしまった(^^; それどころか一部マウントはまだ足りなかったりする。小金井でキャップを一つも買えなかったのは痛い。

=NIKKOR-Q Auto 200mm F4=
nq200f4_700m
 流石に単焦点だけあってピントは良い。西日の直射光が当たる非常に厳しい条件ながらタイルの目地を描写したのは流石だ。同時期のズームでこんな描写ができるレンズは無いだろう。軸色が稍目立つのは非EDだから仕方が無い。昔のニッコールらしいレンズで今回最も満足した買い物である。

=NIKKOR-S Auto 50mm F1.4=
nkj501483_700m
 1/4000ではシャッターが-2~2.5EV足りなかったよ(ゝω・)テヘ でも∞は出ているし調整の必要は全く無いな。クモリもないし、価格が4倍だけあって前回のよりは良い(^^

=AF NIKKOR 35-70mm F3.3-4.5=
afn3570_700m
 ∞はこの通り出るのだが焦点間のピント移動が恐ろしく大きい。全ての焦点距離でいちいちピントを合わせ直さないと実用にならないくらいだ。これはレンズの定義に拠ればズームレンズではなくバリフォーカルレンズである。やはりAFレンズは規定のAFカメラで使わなくてはいけないのだろう。ちょっと悲しいね。

=PENTAX-FA 28-80mm F3.5-4.7=
fa2880_700m
 AFなので∞は勿論出ているのだろうがよく分らない。心なしかマンションのピントが悪く見えるのはもしかすると手前の電線に合ってしまっているのかもしれない。ワイドエリアのAFはバカなので諦めるしかない。悲しい事にK100D Superがパワーズームに対応しておらず現状80㎜しか使えない。なんてこったい。

fa2880_001m
 うーむ、汚い描写だ。この写真だと判らないが、これで撮ると青空が腐ったドブの水のような色になる。これ中玉がクモっているのではないだろうか?この時期の安物ズームに多用されたハイブリットレンズだと精々10年くらいしか持たない。プラスチック光学系は磨いて復活させる事もできないのでただのゴミなんだよなあ。いずれコイツはHJCLにてバラして再起不能になるのではないかという予想。それまでに悔いの無いように撮影テストをしておこう。ロクに撮影しないまま高速で永眠したM5014のような例もあるし…(^^;

=BS-55=
bs55
 付ける予定のFD 50㎜ F1.4 S.S.C.がどっか行っちゃった(^^; 代理としてFD 50㎜ F1.8 S.C.がモデルになった。後のプラ製と違って古くて傷だらけになってもそれなりに見られる。ただ金属フードを常用するのは痛むので、恐らくラバーフードが使われてコイツは退蔵される予感。

=SH-522=
 トキナー2870はいずれ買うでしょう。それより521だよ(^^;

=吸盤=
 もっと小さい2~3センチの吸盤売っていないかな?もちろん高いのはダメです(^^

TAMRON 40A⑦

TAMRON 40A 35-135mm F3.5-4.5(91xxxx)


TAMRON 40A①
TAMRON 40A②
TAMRON 40A③
TAMRON 40A④
TAMRON 40A⑤
TAMRON 40A⑥

 既に完成したTAMRON 40Aだが、初期のレンズなので定型テストをしていない。そこでもう一度最初からテストしてみた。但しこのレンズはまだクモリが取れていないのでこれが40Aの実力と言うわけではない。第1回のカビクモリ有り絞り無しよりははるかにマシだが。あの記事にアクセスが有る度に誤解を招いている気がして心が痛む(^^; 閑話休題、まずは遠距離から行ってみよう。今回もテストは熱糞を用いている。少なくとも遠距離テストはピントが不安なのでこの方が良さげ。


★135㎜

=F3.5=
135f035
 実は例によって露出補正があまりうまく行っていない。なので絞りを絞ると稍暗くなって行く。この開放の画像はやはりハロが多くてコントラストが低い。

=F5.6=
135f056
 一段絞る事でハロは消えて真ん中は非常に高画質である。開放だけでもそれなりに撮れたレンズなので当然か。

=F8.0=
135f080
 ピントの合ったところは全画面に渡って良い。ボケはややブレボケしている。

=F11=
135f110
 更に上昇して全画面に渡って最高画質である。


★80㎜

=F3.5=
080f035
 全画面に渡ってフレアーがかっている。電柱を見ると解像度は悪くないのが判る。

=F5.6=
080f056
 絞って消えたのでやはりレンズの性能なのだろう。但しコントラストが低いのはクモリのせいであろう。これ以上絞らなくてもイイかなと言う気になる。

=F8.0=
080f080
 更に上昇してこのレンズの最高性能が出ている。

=F11=
080f110
 ピントが深くなっただけ。


★50㎜

=F3.5=
050f035
 簡易MTF測定器?のNEX-5のピーキング機能に拠ればこの焦点距離がコントラストが一番良いようだ。但し開放だとやはりこのようにハロがある。ただ乱れた感じは無いので不快ではない。

=F5.6=
050f056
 一段絞るともう殆ど実用可能な画質になった。

=F8.0=
050f080
 更に上昇して全画面に渡って最高の画質。

=F11=
050f110
 ピントが深くなっただけ。


★35㎜

=F3.5=
035f035
 真ん中のピントは意外なほど良い。これの直前にNew FD 35-70mm F3.5-4.5を見た後なので余計にそう思うのかもしれない(^^; 周辺はやはりかなり悪化するが高倍率ズームの広角側はどうしてもこうなりやすい。ハロは長焦点側より少ない。

=F5.6=
035f056
 ほぼ実用可能な画質となった。

=F8.0=
035f080
 差は少ないが更に上昇。

=F11=
035f110
 ピントが深くなっただけ。


★続く
 焦点距離が短いので中距離は飛ばして次回はマクロのテストを行なう。

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