TAMRON 17A 35-70㎜ F3.5
TAMRON 17A①
引き続き今回も分解前のテストを行なう。何故こんなに詳細テストするかと言うと、初期に46Aを2、3枚撮影しただけで分解・喪失した事があるので保険である(^^ 今回は遠・中距離のテストだ。今回は試みに全体像と中央付近の原寸画像を両方提示した。 焦点距離が焦点距離なので中距離で遠距離も兼ねてテストする。これは画角が広いと遠距離も中距離も全く差が無いためである。
★35㎜
=F3.5開放=
開放だが全画面に渡って破綻が無い。解像度が大した事は無いとかケチも付けられようが、これだけ安定している標準ズームは今まで見た事が無い。なおコントラストが低いのはカビのせいなので気にしないように(^^;
=F5.6=
開放から良かったけど更に上昇。申し分ないね。
=F8.0=
差は少ないが厳密に言うと更に上昇。恐らく中央はこれが最高画質だと思われる。
=F11=
ちょっと真ん中が落ちたような気もするが安定している。35㎜は良いですね。
★40㎜
=F3.5開放=
カビのせいでハッキリとは分らないけどちょっとハロっぽい気がする。
=F5.6=
一段絞って締まった感じになった。
=F8.0=
更に上昇。
=F11=
厳密に言うとやや落ちている。35㎜と傾向は似ている。
★50㎜
=F3.5開放=
開放だと解像度は変わらないがハロっぽくてシャープさは落ちる。それでも使えない訳ではない。優秀な方だ。
=F5.6=
一段絞ったら締まった感じになった。
=F8.0=
差は原寸で無いと分らない程度。
=F11=
F11でもこの焦点距離では落ち込みは無くむしろ上がっている印象。
★70㎜
テレ端の70㎜である。余談だが、この建て替わった電柱に乗っている柱上変圧器は以前から使用されていた中古品がそのまま流用されている。一旦事業所に戻っていたのでチェックはしているだろうが、恐らく耐用年数が来るまで無暗に新品に変えたりはしないのだろう。この辺りはプロっぽさを感じると同時に、この変圧器の価格がとんでもなく高いのだろうと想像される(^^;
=F3.5開放=
コントラストが低いかもしれないがカビのせいでよく解らない(^^; 解像度は開放から最高に近い。
=F5.6=
一段絞って更に上昇。
=F8.0=
中央部は最高画質に達した。原寸でもなんとか行けそう。
=F11=
F8と変わらない画質。このサイズなら申し分のない画質だ。
★以下次号
次回はマクロテストを行なう。