曲がりなりにも撮影できた300円のカビカビ40Aだが、更に実用化すべく努力をしてみた。現状これしかレンズが無いので頑張るしかない(^^;


★カビ取り(出来なかった^^;)
 ちょっと暇が出来たのでTAMRON 40A(91xxxx)の酷いカビを取るため玉を外してみようと思い立った。46Aで懲りたから前玉は外さないでおこう(^^;


40a_barasu
 でやってみたけどやっぱり駄目。後ろから外したけどカビの酷い中玉までは届きそうにない。先達がバラしているけど同じ所で詰まってしまった(^^; 後玉とその前だけ外れたので、加えて3枚目の外側だけ5面磨いたが殆ど変わらないだろう。それらもカビが薄らと根を張っていたので多少は効果があるかな?

 再度撮影してみたが多少コントラストが付いた…気がするが気のせい止まりだろう。でもここまでくれば後はデジタル処理で何とかなる。それはさておき、やはりタムロンズームのOHは不可能と考えた方が良いな。


★絞り込み改造
 現状では絞りが使えないのだが、アダプトールマウントのPKやKAは他と比べ非常に高い。元来不人気マウントのため数が少ないのかもしれないが不当な値段だ。ジャンクで手に入れるのは望み薄のため自前で何とかする。具体的には絞り込み専用レンズに改造する。


40a_before
 このレバーを動かすと絞り込まれる。ならばこのレバーを固定すればいいと考えるかもしれないが、そんな無理をしなくても改造できることを発見した。


40a_after
 このようにバネを穴から抜いてテンションを掛からないようにすればいつも絞り込まれた状態になる。これでESマウントでも絞り込んで使える、というか自動絞りが働かなくなる。元に戻すのはもう一度穴に突っ込んでテンションを掛ければいいハズ。多分もう戻さないと思うが、PKマウントが安価で手に入ったら元に戻すかも(^^


40a_80mm_kaihou
 80㎜相当(APS-Cにて122㎜相当)で開放(F4くらい?)。カビのフレアーなのか球面収差のフレアーなのか判断に苦しむ(^^;


40a_80mm_1shibori
 一段絞ってみた(F5.6程度?)。中央部のシャープさが上がって写真と絵くらいの差がある。やはり球面収差のハロやフレアーもあったようだ(^^ 開放だけと言うのは昔のレンズにとっては非常に厳しい。これで漸く画質の面で実用可能になったと言えよう。次はマクロ撮影、特に基板撮影で使ってみたい。


★無理やり基板撮影(^^;
 無期限借用しているSuperTakumar 55㎜ F1.8はいずれK.B.Julian氏に返却しなくてはいけないので、何とか純粋なHJCL所有レンズ(現在は破壊した46Aと40Aだけ^^)でマザーボードを撮影してみたい。こんな安物ズームで平坦な基板は撮影できるのだろうか?デジタル時代のレンズはともかく、昔のズームレンズは宿命的に像面が平坦ではない。平坦な複写のような被写体は最も苦手なのだ。


40a_135macro_kaihou
 でやってみた。135㎜でマクロ1/4くらいだろうか。開放だとこのように四隅がボケボケになる。真ん中だけなら使えそうだが。明らかに像面が平坦ではないので薄めのクローズアップレンズで収差補正してみるのも良いかもしれない。


40a_135macro_2shibori
 同じく135㎜マクロ1/4でF5.6に絞ってみた。このように全画面に渡りハロが消えて画質が向上した。上辺隅がボケているのは恐らくカメラが傾いているから。実はこの時雨が降りそうだったので慌てていた(^^; 中央のピントが合っている部分はSuperTakumar 55㎜ F1.8より良く見える。一丁前に近距離収差補正でもしているのだろうか?そこら辺のジジイが撮っているような(周辺を使わない)日の丸構図の花の写真だったら恐ろしく良いレンズに見えるだろうな。不人気40Aの価値もデジタル時代に上がるかも知れん(^^ それはさておき、これで「自前のレンズでマザーボード&基板撮影」に一歩近づいた。

 それより「何で135㎜マクロなの?全域マクロだからもっと短いfなら基板全体が入るのでは?」と疑問を持つと思う。実はこれ非常に情けない話だが、直進ズームなので下に向けると自重でピントリングがジワジワと落下してしまうのだ(^^; 天然ズーミング状態なのである。なので下一杯まで落とした。

 筆者はズーミングで構図を作ったりはしないので直進ズームは百害あって一利無いと思っている。この落下を防ぐため、ピントリングに穴でも開けてズームとピントを固定するネジでも付けようか?このレンズはカビカビなのでオリジナルを保つ価値は無いし、純粋なHJCLの所有なので改造に躊躇は無い。次回までに何とかせねばならんな。考えるのが面倒なので何か楽に解決できるアイデアがあったらよろしく(^^


★倍率色収差
 古くてEDガラスも使われていないレンズなのでこのレンズも色収差はそれなりにある。軸色は補正できないので倍色を補正してみる。


135iro_mihosei
 これが未補正の画像。ITEのロゴの滲み、ハンダ付け部分や白線ののハイライトの滲み、加えて電池のリムが赤っぽくなっている。これが積もり積もってピントが悪く感じてしまうのだ。


135iro_hosei
 これが補正を加えたもの。上の欠陥が全て補正されている。ちなみにこれはテレ端の135㎜の時で、ワイド端の35㎜の時は逆方向に発生する(補正も±逆になる)。中間焦点距離のどこかに高画質になる部分があるはずだ(歪曲もゼロになる)。いずれそれを見つけ出したい。中間画角使った事が無いんだけどな(^^;