今、HO含むカメラ屋で最も人気の無いジャンクレンズとは以下のモノである。これはHJCLだけでなく世間のどこに住んでいる人でもほぼ異論はないだろう。我々のターゲットの基本方針をこの辺りで明確にしていきたい。


①レンズメーカーの安物AFズーム
 これはタダ同然だけど寿命が短く壊れているのが多いので買う気はしない。もちろん世間でもそう思われているので誰も手に取ろうとしない。特に観音エロス系はデジタル対応していないのは不燃ゴミ扱い(たむ論除く)。雑食の実用オヤジですら手に取らないのは仕方の無い事だろう。αマウントのズームは単純に不人気なのでこれも余っている。結果としてハードオフのジャンクレンズコーナーはこれで埋め尽くされていると言って過言ではない。筆者の検品の結果では70~300㎜辺りのEOSやαの望遠系ズームが多い。プラ製で部品が破損しやすく電子的に逝かれているのも多い。これらが使える確率は50%程度かな。

②MF時代のズーム
 ズームレンズは構造上耐久性が非常に低く寿命が短い。生産後に数十年を経ているマニュアルズームが痛んでくるのもやむを得ない。これらはほぼ金属ゴミと化した製品が青箱の中に沈殿している。在庫が長い為に箱の中で損傷するのも多い。十中八九何らかの致命的不具合がありそのままでは使えない。これらをバラして組み合わせ、全く新しい自作レンズ製作というのも面白いかな(^^

③単焦点135~200㎜(^^;
 これも全く人気無し。もちろん大口径なら売れるがHOに溢れているのはF3.5以上の暗~い奴だ。こんなのはもう何十年も前のマニュアル時代からズームレンズに含まれている焦点距離なので当然ながら誰も買おうとしない。これらは都心の地価の高い所にあるカメラ屋(=売値が高い)でもゴミ扱いなので相当なものだ。更にマウントが不人気だったりするともう500円もしない値段となる。135㎜というのは昔から「形式的に何となく揃えたけど使わないなあ」になりやすい中途半端なレンズだった。年代的にキズ・ゴミは多いが耐久性は高く、クモリが無くてバルサム逝っていなければ使える物件だ。


 HJCLは不人気で放置されているモノを狙うのが正道なのでこれら不人気物件をターゲットにしていきたい。③は以前から買っているが①でもよく選べば良いモノがあるかもしれない(実は今までは全く見ていなかった^^)。②は流石に部品取り以外で手を出す事は無いだろう。

 昔集めていたペンタックスS(M42)系は最近のデジタル世代が狂ったような値段で集め始めたので末端まで価格が上がり基本スルーに徹する。安いのが取り柄だったレンズの価格が上がったらもう良さは無いと考えるのだが。少なくとも価格と満足度が見合っているとはとても思えない。あまりレンズを使った事が無い人に限って昔のレンズを過剰に評価するので、特にデジタルから始めた人の話は読まない方が良いだろう(^^