HJCLのレンズが一気に増えた。今回望遠系レンズを幾つかテストしていたらMicro4/3のカメラが欲しくなってきた。ブラックはもうコリゴリなので鼻糞で行くかな(^^ 1600万画素ならミリ当たり133本なので悪くない。誰も手を出さない青箱の中の70-210mmでも140-420mmになるから楽しそうだ。収差も倍に拡大されるので軸色で悶絶するかも知れんが(^^


=Super Takumar 135㎜ F3.5(73xxxx)=
 これは望遠としては細く小さく軽くて使い易いね。これなら手持ちで撮れそうな雰囲気がある(誰でも撮れるとは言っていない^^)。これまでプリセットTakumarとSMC Takumarは持っていたが、これで漸く中間のSuperTakumarが揃った。試写してみたところでは軸色が多い昔気質の望遠レンズだった。絞るか全画面にピントが来るような使い方をするしかないな。ポートレートだの花の写真だのナマ物を撮らない筆者にはちょっと難しいレンズだ。これは筆者(ヨコテン)の私物である。


=AUTO Vivitar 200mm F3.5(378xxxxxx)=
 逆にこれは巨大すぎてどうやって使えばいいのか迷う(^^; 三脚座が付いているのだから三脚で撮るしかないか。ちなみに三脚座付はキロンかコミネ製らしい。初期版だけがキロン製なので多分コミネ製だろうな。最短撮影距離が恐ろしく長い(3mだぞ!)のでテストが非常に難しい。玉を見た目ではかなり良さそうな気がするが、長いこと写真を止めていた筆者の目はアテにはならない(^^; まあこれも私物なのでジワジワやる。


=RMC Tokina TL 100-300mm F5.6(81xxxxx)=
 今回唯一、困った状況にある事が判ったためテストは別記事で。なおレンズ名はカタログに拠ればTokina SZ10らしい。


=FD 50mm F1.8 S.C(10xxxxx)=
 FDレンズってマウントが色々腐っているんだよなあ。長年使っているからもう慣れたけど。試写の感想は2つ持っていた(1つ売った)New FD 50mm F1.8に似ている描写。やっぱり今回買わないでも良かったな。それが確認できたのが唯一の収穫。これは私物である。


=2X PTE TELEPLUS MC4(31xxxx)=
 今のところ使い道が無いが、バラしてマウントアダプターにでもするか?ペトリ用って確かクソ高かったので金を掛けても元が取れそう。これは私物である。


=SIGMA ZOOM 28-80㎜ F3.5-5.6 MACRO(20xxxxx)=
 シグマお得意(笑)の加水分解が主に絞りリングから始まっている。これは速攻で使いまくった方が良さそうだ。暫くの間保存していて、ある日使おうと取り出したらアラアラ…もあり得る。遠景テストでは全画面を使おうとすると80-50㎜はF8~11、50㎜より下はF11だけしか使い物にならなかった。このレンズには筆者がズームに感じていたネガティブな印象が全てある。アスフェリカルレンズってどこで何してんの?小型化にしか寄与していないのかもしれない。遠景がダメならお得意のマクロで活路を見出すしかない。

sigma2880f56
 80㎜の時にマクロ機能が働く。このくらい寄るともう被写界深度などと言うものは皆無に等しくなる。これもF5.6だけどF8~11くらい絞らないとな。尤もシャッタースピードが1秒を超えてしまうが…。

sigma2880f8
 世間では一般的?な全域マクロ改造は加水分解が進行して文字が全部消えちまったらやっても良いな。次はこのレンズの主な仕事になる筈の基板撮影だ。80㎜でやってみよう。

sigma2880_kiban
 イヤイヤ!ちょっと待て(^^; 左側のボケはカメラが傾いていたからだが、それにしても球面収差が大きすぎる(50㎜でも変化なし)。レンズが汚れたりクモったりしている訳ではないのでこれが実力なのだろう。歪曲は比較的少ないので恐らく遠景と同じくF8まで絞れば何とか使えるのではないか。高いレンズ(HJCL基準)だったので何とか元を取らねばならない。ベルトが磨り切れて動かなくなるまで使いまくりますm9(^^


=S ZUIKO AUTO-ZOOM 100-200mm F5(10xxxx)=
 さてどうしたものか?開けるしかないのか。開け方がよう解らんので研究してからな。「前玉と中玉にカビ」「後玉にクモリ」「無限遠表示が狂っている」「ズームリングの動きが良くない」「それらが全部直ったとしても100-200㎜ F5(^^;」と何かもうどうしようもないダメダメ状態だが、それでも買わざるを得ないOM厨房なのでした。私物だが直らなかったらHJCL行きとなる。メタメタな状態だけど試しに撮影してみたら「新品だったらスゴイのかも」と思わせる描写だった。ズームと思わず200㎜ F5として使えばいいんじゃないか。

zuiko100200
 謎のペイント。当初は被写界深度でも書いたのかと思ったが、よく見るとT.Y.と書いてあるんだね。名前か社名なんだろうけど無粋だなあ。尤も番号が汚く掘り込んであるレンズは頻繁にジャンクで見かける。会社の備品だったのだろう。これは知らないけど、昔から写真屋の雇われカメラマンが辞める時に備品のカメラやレンズを持って逃げるのはありがちな話。


TAMRON CZ-825 ZOOM MACRO 80-250mm F3.8-4.5(87xxxxx)=
 あくまでも「70年代前半の」だが「高解像力とハイコントラストを誇る」なんて書かれると期待したくなるね(^^ 回転式ズームなのが好ましい。直進式って速写性とか良さげな事言っていたけど絶対にコストダウンの成果だと思う。銘板リングが緩んで取れそうになっていた。あとビルトインフードが脱落して存在しない。

cz825_tamakizu
 青緑のBBARコートが非常に美しい。見ての通り前玉に一か所傷がある(玉に傷^^)。で熱糞につけたが重い!この場合マウントアダプターを三脚座付にしなかったのは大失敗だったな。今度から全部(あれば)三脚座付きにしよう。何しろカメラが震えているのでピント合わせすら困難を極める。しかもただでさえ弱そうな熱糞マウントが折れそうで、今後何かのはずみで重大事故が起きそうな予感さえする。夕方のテスト撮影は予想通り全部ブレブレでボツ。見た目では開放は球面収差でハロハロ状態の上に軸上色収差が大きい昔気質の望遠ズームレンズだった。取りあえず何らかのブレ防止補強対策をしないと本格テストは不可能だね。三脚座を使わないと全部ブレるんじゃないかと思う。

cz825_250
 熱糞を諦めてESマウント+*ist Dsを使ってみた。最初からこれにすれば良かったのだが手抜きである(^^ このレンズは時代的にA-M切り替えがあるのでESマウントでも絞れる。1~2段絞れば画質に実用的な問題は無くなる。恐らくテレ端しか使わないだろうが80mmも昔風で味があった(^^


TAMRON 03A 80-210㎜ F3.8-4(10xxxxx)=
 これの改良型の103Aはタムロンの中では名玉と呼ばれているらしい。前身のこれは発売期間が短かったけどどうだろうか。付いていたハクバのMCスカイライトを外したらカニ目に外した跡があった。拭きムラもあるし、どうやらヘボ★カスが一回以上開けた模様。当該物件を使った評価はあまりアテにならないかもしれない。タムロンに申し訳ないので記事で低評価だったらソッコーで忘れてください(^^

03Af038
 うーん微妙。開けたレンズだというのを知っているからかよく見えない(^^; これを見ると世間で評価の高くない40Aって良いレンズだったんだなあと思わざるを得ない。もちろん焦点距離が違うので単純比較するには無理があるかもしれないけど。

 これでMFタムロンレンズが5本を超えたのでアダプトール2のマウントアダプタを手に入れたい。色々と弱い所のある熱糞でアダプタを重ねるのは心配だから。勿論利便性も上がるだろう。

https://www.pentaxforums.com/userreviews/tamron-adaptall-2-80-210mm-f-3-8-4-03a.html
 検索していて発見したが、このスレによると03Aの方が103Aより良く見えたりする。103Aは小型になったので落ちる部分があっても不思議ではないが。


=ハクバMCスカイライト58φ=
 上に付いていた奴だが、このフィルターはレンズのようにカニ目で止めてある。最近はコストダウンでこういうのが少なくなった気がする。MCもちゃんとしているし良いデキではないだろうか。


TAMRON 77D 28-80㎜ F3.5-5.6(14xxxx)=
 実はこの日買った中で一番使ってみたいのがこのレンズ。不細工な寸胴の筐体、プラゴムの安っぽいデザイン。いやデザインだけじゃなくて材質もこれ以上の手抜きは無いだろうというくらいの安物ズームだが、ASP(我々はアスペwと呼んでバカにしている^^)なので写りはそんなに悪くないと思っているのだが。これCANON(EOS)用はライセンス料を上乗せされて高かったんだよな~。

77d_mae
 タムロンお得意の樹脂溶着ユニットなので分解は出来ないっぽい。そもそも銘板すらない。

77d_ushiro
 青箱の中で揉まれて割れそうなプラマウント。尤もこれが付く安物カメラもプラマウントだったりするが…やっぱりなんか抵抗があるな。

a7000_77d
 現在はまだデジタルで使えないので懐かしのα7000に付けて動かしてみた。全く問題なく合焦する。傷無し・クモリ無し・バル切れ無し・カビ無し・ホコリも取れたので言う事無し。寄れないのは辛いけど良い買い物のような気がしてきた。αのレンズは長年のα生活にも拘らず漸くこれが2本目だ。これまでマクロ50㎜F2.8しか持っていなかったけど、M42マウントアダプターを常用していたので不自由は無かった。今日十数年ぶりにα7000を動かしたけどAFがクソ遅い!暗い所で合わない!こんな性能でよく使っていられたなと思うけど、当時はこれでも快速AFだった記憶がある。グリップのゴムが白化しているのが気になるので何とかしたい。αの弱点である液晶は一部漏れているけど実用上は問題無いようだ。


=SMC PENTAX-F 35-105㎜ F4-5.6(17xxxxx)=
 このレンズは筆者・HJCL合わせても初めてのPENTAX-Fレンズだった。この時代はペンタックスが更に落ち目になって行く時期で、確かSFXとかと一緒にこのカッコ悪いFシリーズは売られていた。そんな訳で「まず買う事は無いだろう」と思っていたモノなので感慨深い。尤もHJCLを始めてから、わざわざズームを金出して買っていること自体信じられないけどな(^^ ちなみにうちに以前から有るズームはセットについていたモノだけだ。実際に手にしてみると結構重くしっかり作られていて安っぽい訳ではない事が判った。斬新なデザインであっても誠実なペンタのレンズなんだなと思った。

 今回はカメラを持っていたので買った時に既にチェックしている。そのためもう動くのは分っている。このレンズが失敗だったのは最短撮影距離が1.4mと長い事だろうか。それを補う意味でマクロ機能が付いてはいるがテレ側しか使えないのであまり意味が無い。今回筆者が意外だったのはFシリーズでもズームだと意外とカッコいいという事。*ist Dシリーズに付けても違和感は感じなかった。


=キャップ類=
 トキナーにタムロンキャップを付けるのは申し訳ないがいずれまた手に入れる。キャップは青箱の中では常連なので入手については全く心配していない。シグマの金属キャップはいずれ本体を買うかもしれないので先回りして買っておいた。こうやってレンズは増えていくわけだね(^^