前回の続き。今回はマクロ撮影で使ってみる。


★強力マクロ機能
 マクロ機能もあるので使ってみた。ただ寄れるだけで近距離収差補正とかはしてないだろうな。海外のマクロと名が付くレンズでもヘリコイドが繰り出せるだけのレンズは多い。というか近距離対応していない方が普通かも。で、これもありがちな望遠ズームのマクロを想像している人が居たとしたら甘い。何しろ1:2.5マクロなのだ。

macro1
 この辺りがよくありがちな望遠ズームのマクロである。タムロンの望遠ズームも通常のは大した事は無い。これは二段絞りのF8だが、もっと開けても意外と良いので驚く。もしかしたらこの時代としては色々頑張っているのかもしれない。

macro_satsuei
 実は最短ではこんなに寄れる。レンズ先端から20㎝も無い。これはもう完全な本職マクロの領域だ。本職も1:2マクロが主流だった時代だから本格マクロと言ってよい。


macro2
 開放だとこのように球面収差の嵐でホヤホヤハロハロ+軸上色収差でボケがカラーになってしまっているが、筆者としてはこの状態で何か作品を撮ってみたい。この辺りの滅茶苦茶な描写を活かして撮るのがオールドレンズ愛好家の腕(^^


macro3
 一段絞るとこのようにハロがスッパリ消える。軸色はこれでもまだかなり煩いが一応使える。殊にモノクロだと良い感じだろうな。ボケも「ズームレンズ」から連想されるようなウザいモノではない。


macro4
 二段絞ると軸色もほぼ気にならないレベルに低減される。シグマのロゴがシャープに再現された(タムロンとしては複雑な心境だろうが^^)。ここまで来ると完全に実用になりますね。


macro5
 等倍厨房の為に中央部の等倍画像を見せる(^^ 本職には負けるだろうが望遠ズームのおまけとしては倍率も合わせてなかなかのものだ。これでもうちょっと小型なら使用頻度が上がるのだが。


 という事でこのレンズの意外な裏の顔は望遠マクロでした。このマクロ機能をもっと売りにすれば良かったんじゃないだろうか。いや終始売れなかった前提で語って申し訳ないのだが(^^;


★月の撮影
 マクロじゃないけど漸くいい感じに月が出たのでやってみた。月の撮影はその単純さから想像したより面白い。案外上手く行かないからだ(^^ ∞が確認できるという実用的意味もある。


250f056_moon
 ドット等倍だがうーん…何とも言えないなあ。これ開放だとハロハロだからF5.6なんだよね。その割にはビシッと冴えないって言うか。まあ本職の望遠鏡のように行かないのは分っているが、ピント合わせをマズったような気がしないでもない。そろそろマグニファイヤー買うかなー。熱糞だとMFアシストで高精度にピントが判るけど今度はブレブレと言う罠が…(^^; チョイ手を変えてみるか。


250f080_mc4_moon
 世間では悪評高いテレプラスMC4を付けてみた。今度はRAWで撮って50%に縮小している。こっちの方が良い感じになっているね。月面の凸凹感が良い。この評判のよくないテレプラスも中央部だけ使うこういった用途なら充分使える。モノは使いようだね。


 この写真を撮る時に重大な欠点を発見してしまった。レンズを上に向けるとヘリコイドが縮む、つまり∞側にどんどん移動してしまうのだ(^^; 「突き当りの無限で止まるので問題ないだろう」と思うかもしれないが、このアダプタとの組み合わせだとオーバーインフなのでやっぱり外れてしまうのだった。これって自重のせいだけどヘリコイドも緩すぎるのではなかろうか?∞表示が微妙にズレているし誰か弄ったんだな。写真をロクに撮らない人ほど柔らかくするというオレ調査結果がある。


★次回に続く