目下のところCZ-825と並んで最重点レンズである。所有しているレンズの中で現状一番問題の多い奴で遊ぶのがHJCLの流儀だ(そこら辺はHSDLと同じか?^^)。さて絵に描いた餅をどうやって食えるようにしたものか?もっと他並みにまともなレンズにしたい。

Tokina SZ10①
Tokina SZ10②
Tokina SZ10③


★レンズ構成判明
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 大昔のトキナーカタログが出てきた。トキナーはタモさんと違ってウェブサイトに情報が全く無いのが困る。がしかし、数少ない所有トキナーカタログにこのレンズが掲載されていたのは僥倖だった。しかも(上半分だけど)レンズ構成図も載っているのは大きい。間違え実装も減るかもしれないな…と言いつつ見ながらやらなかったので後に入れ間違えをやってしまった(^^; それにしても昔のカタログを後生大事に所有しているなんて昔のオレはエライ(^^

 コンバージョンレンズの前群は5枚だが実に4枚が貼り合わせ。マスターレンズの後群は4枚だが最終レンズが貼り合わせ。前群が5群9枚で後群が4群5枚、合計で9群14枚となっている。貼り合わせが多いという事で恐らく色消しが大変なんでしょう。この時期、望遠でED(SD)ガラスを使えないのは辛い。


★後玉清掃
 入手時から後玉が拭きムラがあって汚いので玉を外してみようと思った。望遠系の為か後玉がずいぶん奥に入っていてカニ目も見えない。何処かを回せば玉が取れるという安易なことは無さそうだ。取っ掛かりが無いのでまずはマウントを取り外す。


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 で、取り外したら再びまた油の嵐(前記事を参照のこと)だ(^^; やっぱりこれ弄ったオヤジは筋金入りのバカだわ。何でもかんでも油を注せばいいってもんじゃない。必要の無い所には油は絶対注してはいけないのが光学機器だ。前玉ユニットを見た時にある程度覚悟をしていたのでショックは無いけどこれは面倒くさいな。


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 外して判ったがこのマウント周りはメンテナンスが容易い。マウントが完全にアダプトールのようにユニット化されているからだ。これはOMマウントだがオリジナルのように外したらボタン等の部品が落ちてバラバラになるような事は一切無い。この辺りは色々なメーカーの固定マウントを作らねばならないレンズメーカーの苦労がしのばれる。


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 でも絞りリングは持ち上げると容易に外れるから注意。筆者は外してしまったのでスチールボールが無くならないように注意させられて大変だった。ちなみに外さないでも後玉ユニットのメンテは可能だ。


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 ユニットを捻ったらネジになっていてはずれた。どうやら絞り以降の後群ユニットは一体ユニットになっているようだ。これはまた非常にメンテしやすいな。こんなにメンテナンスしやすいレンズは初めて見た(注1)。何しろ玉を外すのにカニ目さえ必要無いのだから。


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 尤も枠に嵌っているレンズを外すのに吸盤が必要だった。かなり厚いのが枠ピッタリに嵌っているので手ではとれないし、もちろん振ったくらいでは出てこない。それらの道具さえ用意すれば単焦点の標準レンズより楽だ。後群ユニットの汚れはあまり無かったのだが一枚カビが発生しかかっていた。来たるべき災難を未然に防げて良かった。


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 このあとはもう絞りしかない。前群は前からなので後群メンテはこれでお終い。さて組み方を忘れたり部品が無くなる前に素早く組み立てよう(^^

注1:尤もHJCLが始まってからバラしたレンズは5本しかない。ズーム4本、単焦点1本である。


★結果
 組み立てたあとで中を覗いてみたら、後群ユニットはホコリが微妙にあるが撮影に影響ない程度にはキレイになった。がしかし、絞ってみて判ったがクモリは絞りの直前の玉らしい…上の清掃は殆ど意味が無かったことになるか(^^;

 こうなると何としてもクモっている中玉を磨きたくなってくるな。面倒だけどもう一度前から開けるしかなさそうだ。


★次回へ続く