TAMRON CZ-825①
TAMRON CZ-825②
TAMRON CZ-825③
TAMRON CZ-825④
TAMRON CZ-825⑤

 ほぼテストは終わって放置状態のCZ-825だが、まだ不具合が多少あるので修正した。


★ピントリングの重さ
 以前月の撮影の時に書いた通り入手当時からピントリングが軽すぎた。レンズを上に向けるとどんどん下がってきてしまう。このため真上の方にある月の撮影は不可能に近かった。当初はヘリコイドグリスの入れ替えを疑ったが、実はこのレンズはピントリングの重さはある程度調整可能なのだった。


tension
 ピントリングのゴムを外すとストッパーネジの横にこのような仕掛けが見える。この右側の板はバネになっていてネジで止まっている(写真ではネジが付いていない)が、このバネの下に樹脂製のワッシャのようなパーツが鏡胴に押し付けられるように入っている。これを強く押し付けるとヘリコイドが重くなり弱くすると軽くなるようだ。正式にはどうなのか分らないけど、それ以外にこのパーツの意味は無いと思う。

 今までは上に向けておいておくだけでピントリングが突き当りまで下がってきてしまったが、調整し直してからは全く下がらなくなった。ピントリングをそんなに軽くする必要は無いので漸くまともになったと言えるだろう。最も気になっていた部分だったので手軽に直って良かった。


★ピントリング位置の狂い
 ピントリングの突き当りが10mで止まってしまう。つまり∞まで回らないのだ。筆者はこれは前玉ユニットが当たっていると推測した。それ以外にこれを止める要素が無いからだ。という事は前玉ユニットがねじ込まれ過ぎているに違いない。下の∞の狂いもそこから来ているのだろう。辻褄が合った(^^


pr_before
 これが調整前の状態。かなり酷い。望遠なので距離目盛を実用する事は無いが、実際見ていて気になるしカッコ悪い。


pr_after
 これが調整後。この場合はピントリングはストッパーが止めるのでこれ以上に回り過ぎてしまう事は無い。これで2番目に気になっていた表示の問題も片付いた。


★∞の狂い
 かなりオーバーインフだった。理由は上と関連していて前玉ユニットをしめつけ過ぎていたのだ。ネジを何でも一杯まで締めればいいと考えているお馬鹿さんはどこにでも居るものだ。


maedama_imoneji
 この三つのイモネジを緩めて前玉ユニットをヘリコイドに当たらなくなるまで戻せばいい。要はピントリングが∞まで回るように戻せばいいのだ。結果はまだ戻し足りずオーバーインフのようだが、今までのように極端にオーバーではなくなった。月が出たらもっと正確に合わせたい。尤も上を向けてもピントリングが落ちてこないくらい安定したのでこのまま多少オーバーインフ気味でも構わないけど(経年変化もあるから)。


★テスト
maedama
 前玉ユニットを外した時に前玉と中玉の頭もブロワーで吹いてゴミも無くなった。写真で撮っても透き通っている。


genjou
 厳密に言うと後玉に黒っぽいカスみたいなのが付いているが撮影に影響無さそうなので放置している。


macro038
 マクロ機能で撮る。開放だが滲みも無くコントラストも付いている。白バックに白っぽいモノなので不具合のあるレンズでは滲んで見られない被写体だ。これでもう完成に近いな。


★一旦終了
 これで気になる不具合が全て無くなってしまった。いずれゴミ取りもやりたいけど次回作が多数あるので放置になるかもしれない。完成すると放置されるのはHSDL以来の伝統だな(^^