CANON FD 100-200mm F5.6 S.C.


FD 100-200mm F5.6①
FD 100-200mm F5.6②
FD 100-200mm F5.6③

 このレンズも最短撮影距離が2.5mなので近接撮影はほぼ不可能である。マクロ王の筆者としては欲求不満気味だ。そこでCZ-715の時に一寸テストしたプロクサー(今回はNo.1)で接写してみよう。実はプロクサー無しでもやってみたのだが、あまりに撮影距離が長いのでギブアップしたのだった。なおプロクサーはケンコーのMC版55φを使用している。


★100㎜
 撮影距離は望遠マクロとして手頃な約1mとなっている。

=F5.6開放=
100mc056
 さすがに開放だとボケボケだがハロが少ないのでそんなに悪くは見えない。作画意図によっては充分に使える画質である。大きさを気にしなければ100㎜レンズとして使える。

=F8.0=
100mc080
 絞って更に画質が向上。ピントもそれなりに深くなったので、ここらでもうカメラのある風景として使えそうだ。カメラの製品写真としてはピントが浅すぎるが。

=F11=
100mc110
 だいたいピントが来たね。書き忘れたがピントはレンズのレバーの赤い部分に合わせている。以前の写真でレンズ先端になかなかピントが来なかったのと、このレンズの特性として絞ると稍後ろにピントが下がるからだ。

=F16=
100mc160
 製品写真だとこのくらいのピントかな。回折によるボケは見られない。プロクサーを使用した写真とは思えないくらいコントラストも付いている。

=F22=
100mc220
 これでも充分に使えそうだが、厳密に言うと回折による劣化が始まっている。例を挙げれば中心部の解像感が落ちてきている。等倍で判る程度だが。


★200㎜
 中間は100㎜時と変化は無かったので拡大に挑戦する。撮影距離は100㎜時と変わっていない。

=F5.6開放=
200mc056
 御覧のようにかなりのアップが可能だ。中距離のテストで判っていたが流石にハロハロで特殊用途である(^^; ボケの感じは悪くないので人によっては「これは良い」と思うかもしれない。

=F8.0=
200mc080
 一段絞ってもまだハロっぽいが、このソフトさは結構一般人でも受けそうな感じ(^^

=F11=
200mc110
 ハロは消えて明快な描写になった。レンズの絞りの説明写真には使えそうだ(^^

=F16=
200mc160
 画質はあまり変化は無いがピントが深くなった。流石にこの距離だとオールピンは難しい。

=F22=
200mc220
 しかしここまで絞ってもあまり破綻は無いので使いたいシーンもあるかもしれない。


 最短撮影距離は長いけど、このようにアクセサリーを活用する事でそれなりのマクロ撮影は可能である。このレンズ一本だけポイと渡されても何とか写真を撮って遊べる自信がついた(^^


★一旦終了
 これで大体テストは終わった。もし次回があるとすれば一般撮影だが、これから寒くなると外に出るのが億劫なので無いかもしれない(^^; もしやるならプロクサーと三脚を持ってマクロ撮影をしてみたい。

 ジャンク箱の常連ネコマタギレンズではあるが「低倍率望遠ズームにハズレ無し」というレンズ格言の通りその実力は単焦点と変わらないものだった。いずれ何かのレンズの比較対象として引っ張り出される事もあるかもしれない。