TAMRON 03A 80-210㎜ F3.8-4


TAMRON 03A①
TAMRON 03A②

 予告通り今回はマクロ撮影する。このレンズはズーム全域で最短撮影距離は0.9mで、少し前にテストした昔の望遠ズームよりは楽にマクロ撮影が出来る。チョット失敗してしまったのだが時間が無いのでそのまま上げてしまうのだった(テキトー)。アダプトールのテストは通常PENTAXで行なうが今回は都合により熱糞である。


★80mm
 何を失敗したかと言うと露出である。NEX-5の絞り込みAEなのだが、F11を過ぎるとだんだんアンダーになってしまうのだ。撮り直しが出来ないし、後処理で補正するとコントラストが変わってしまうのでそのまま上げた。

=F3.8開放=
080mc038
 開放では全体的にソフトでハイライトの滲みが確認できる。がしかし思ったほどにはハロは多くない。ボケも悪くないので作画意図によっては充分に使える画像である。

=F5.6=
080mc056
 一段絞って球面収差によるハロは消滅した。中心部の画質も向上して良い画質である。

=F8.0=
080mc080
 ピントが深くなり更に画質は向上している。これ以上は絞る必要を認めない。

=F11=
080mc110
 ピントが深くなっただけ。

=F16=
080mc160
 ピントが深くなっただけ。

=F22=
080mc220
 厳密に言うと真ん中がボケて解像度が落ちている。回折による悪影響だ。


★135mm

=F3.8開放=
135mc038
 球面収差のハロが多いのは80㎜と同じだが、描写自体はもっと滑らかになっている。反面シャッターボタンの辺りのボケはブレボケ風であまり良い感じはしない。また色収差が増してきたのは止むを得ないところ。

=F5.6=
135mc056
 ハロが消えて中央部のシャープさがかなり上がった。がボケの部分は相変わらずで色収差も目立つ。

=F8.0=
135mc080
 多少軽減されたかな?と言う程度。

=F11=
135mc110
 ピントが深くなった分改善されている。

=F16=
135mc160
 カメラの写真としてはこれで完成かな?(^^

=F22=
135mc220
 多少回折の悪影響が出ている。


★210mm

=F3.8開放=
210mc038
 このくらいの焦点距離だと球面収差よりも色収差の方が気になってくる。ボケもあまり良くない。

=F5.6=
210mc056
 ハロは消えているがやはり色収差が目立つ。

=F8.0=
210mc080
 中央部のシャープさは申し分ない。

=F11=
210mc110
 ここらで漸く後ろの方も落ち着いてきたかな。

=F16=
210mc160
 ピントは浅いが良い感じになっている。

=F22=
210mc220
 厳密に言うと画質は落ちているがピントが深くなったので見栄えがする。


★続く
 マクロで見た限りは短い方が良いかな?花の写真のようにバックがもっとボケる状況なら印象は変わってくるだろう。次回は恐らく103Aとの比較記事となる。なので103Aのテストが終わるまではお預けだ。