今日は2017/10/01に1080円で入手したSuper Takumar 55mm F1.8と、2017/10/24に864円で入手したSuper-Multi-Coated Takumar 55mm F1.8のメンテナンスを行なった。


★Super Takumar 55mm F1.8(非Thレンズ)
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 まずはスーパータクマーの方から。「ズームと違って単焦点だから簡単」とは一概には言いきれないのだが、このレンズに限って言えば分解は非常に簡単だ。但しヘリコイドと絞りを分解しなければという条件が付く。銘板リングを外してフィルター枠を取り外す。


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 キタネー!何でこんなに汚れるのだろうか?お前はゴミ屋敷にでも住んでいるのか。今日はバラさないけどヘリコイドも全バラして洗いたい。分解していたら鼻水と咳が止まらなくなった。悪い病原菌でも付いているのではないのか?前所有者はもう死んでるな。


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 このように-ネジを6本外すだけでヘリコイドと鏡胴がキッチリ分離できる。玉掃除だけなら分離しないでも何とかできるが個人的には分離してからやった方が良いと思う。カニ目リングを外す時にヘリコイドを強く握るとそれなりにダメージがあると思う。何しろ薄いアルミの筒なのだから。ま、気分だがな(^^


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 汚れっぽい玉を拭いたら何故か真っ黒に…コバ塗失敗?それとも羽根に黒鉛を塗り過ぎたのだろうか。こんなに黒くなったのは初めてだ。それでも何とか透明に見えるように拭き取って組み上げた。玉は傷だらけでコーティングにはカビ跡と思われるダメージがある。ただでさえ逆光には弱いレンズだがこれはもうダメだな。その場の勢いとは言え何でこんなモノを買ってしまったのか…(^^;


 このレンズはリザルトでも書いたようにピントが大幅に狂っているので∞調整もやらなくてはいけない。当該レンズの∞のピントは20、いや10メートルくらいしか出ていない。前の所有者は一体どうやって調整したのだろうか?恐らく滅茶苦茶に狂ったマウントアダプターでテキトーな遠景を見ながら調整したのだろう。ミラーレス用の無名安物中華マウントアダプターはフランジバックが出鱈目なのでそれで調整するとこんな事になる。

 がしかし、思ったより重傷と言うかワケワカラン状態である事が判った。ヘリコイドがある一定の所まで縮めたらそこで止まってしまうのだ。つまり例のピントリングのネジを緩めて合わせるといった簡単な事では治らないようだ。恐らくヘリコイド自体に不良があるのだろう(上の方の山が潰れているように見える)。かなり重修理になりそうなので今回はひとまず終了。いずれヘリコイドも全バラしてみたい。


atoboke
 別にボケのテストやっている訳じゃないんだからね!(^^;


★Super-Multi-Coated Takumar 55mm F1.8(Thレンズ)
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 お次はSuper-Multi-Coatedタクマーの方。これはヘリコイドはほぼ完全に近く、前後の玉にかなり酷いカビが生えていた。さすがにSMCと言えどもこれは拙いので掃除する。


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 メカはスーパータクマーと全く同じなのでこれも分離してから玉を取り出す。


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 組み立て完了。カビは中性洗剤で洗ったら完全に取れた。コートも特にダメージは無かったのでめでたい。∞はバラされていなかったので大丈夫みたい。バラしてたらこんなにカビてないよな(^^;


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 Super-Multi-Coatedをテストしてみる。コントラストはやや良くなった気がする。これはThなので後群のガラスが黄色くなっていた。がしかしデジタルでは何の関係も無い。フィルムもモノクロしか使わないので何の問題も無い。


 両方とも早速戦線に投入される。このあとは以前から使っていた奴も∞調整をしなければならない。これで三世代揃ったから最後のゴム巻きタクマーも買うかな。アレはカッコ悪いので避けていたのだが、もし安いのがあったら買うとしようか。