HSDLなのだからやはり風景なんかより基板だろ?という事でマザーボードやビデオカード基板を撮影してみた。レンズは引き続きスーパータクマー55㎜F1.8[1502121]である。
★フルサイズ6M、JPG
これは6MでJPG最高画質である。これより上はもうRAWで撮って自分で現像するしかない。50年前のマクロではない標準レンズでここまでやれれば充分か。ペンタックスは当時から高画質が売り物ではなかったからな。電解コンの頭がボケてしまったのはさすが一眼の大口径と言ったところか。色が黄色っぽいのは光線のせいで、元々こういう風に見えたのでホワイトバランスの誤爆ではない。なおサイズがUXGAだが、これはJPGを無劣化(再エンコード無し)で切り出したのでオリジナル画質と全く変わらない。巨大すぎてWebに載らなかったので不本意ながらトリミングした(Exifはそのまま)。
★最少1.5M、JPG
HSDLではどう考えても巨大サイズには用が無い。そこで実用的な最小画質1.5Mで絞りを変えて撮ってみる。撮影距離はほぼ最短距離(0.45m)である。なおサイズがXGAだが、これはJPGを無劣化(再エンコード無し)で切り出したのでオリジナル画質と全く変わらない。Exifはサイズの都合で切り捨ててある。
=F1.8開放=
流石に開放だとホヤホヤボケボケでピントが何処にあるのかもよく判らない。だがこれはこれで撮り方次第では面白く使えそうだ。個人的には大口径なのだから可能な限り開けて使うべきだと考える。シャッターが一杯になったら仕方なく絞るくらいの姿勢で良い。ただこのように基板を撮る場合はこの限りではないが(^^;
=F2.0=
一段ではなく半絞りだがF2である。流石に半絞りでは殆ど変わらないが部分的に改善が認められる。なおF1.8とF2では露出計通りだと半絞り程度アンダーになってしまった。次回からは気を付けよう。
=F2.8=
オッとここで明快に変わりましたね!球面収差のモヤがスッキリ無くなって見られる画質になってきた。実際は35㎜だと5.6辺りまで周辺部がヤバいのだが、APS-Cで周辺が切られるのでフルサイズとは評価が変わってくる。このF2.8という絞りは使える境界という事で覚えておいた方が良いな。
=F4.0=
F4になると全画面に渡って向上する。これは収差だけでなく被写界深度が深くなったこともありそうだ。前回は感覚的にF4を多用したが(ほぼF4と開放だけで撮影)、その感覚は間違っていなかったようだ。
=F5.6=
F4より深度が深くなったほかは変わりの無い画質。この後使えるのはF8~11までで、それ以上に絞ると回折によってハッキリ画質が悪化する。深度を稼ぎたい場合以外は出来る限りこの辺りでとどめておいた方が良い。
★終わり
当初は50年前の標準レンズという事で基板撮影は無理だと思っていたが、このテストの結果を見ると場合によっては使えそうな気がしてきた。特に歪曲が皆無に近いので、基板撮影ではその点に魅力を感じてしまうのだった。SMCペンタックスM50㎜F4マクロだともっと画質が良いが、ファインダーが暗いのでピント合わせには難儀する。大口径の標準で撮れれば撮りたい。
★おまけ
上の写真を見ても画質の善し悪しがサッパリ解らない人も居るだろう。そこでいつも叩いている観音のA580でマザーボードを撮ってみた。イヤー!コンデジ使い易過ぎ!(^^; ペンタックス+タクマーで「画面を構成する→ピントを合わせる→絞る→測光する→シャッターを切る」なんてやってられない。これだと「画面を構成する→シャッターを押す」だからな。日常使いはやはりコンデジに限る。閑話休題、
まずはこれが全景。縮小しているがフル画質・フル解像度(8M)である。何でこんなに引いて撮っているかと言うとこれ以上寄ると三脚の足が邪魔だから。コンデジのマクロは概ね広角域に限られるのだ。マニュアル露出が使えない悲しさでレンズはほぼ開放になってしまう。元々コンデジは手ブレを気にしてプログラムラインが高速シャッターを切るような傾斜になっているのだ。
ドットバイドットで一部を切り出してみた。開放付近だけあって球面収差でハロハロだが解像力は驚異的。何しろマザーボードの部品名がこの距離から読めるのだから。レンズに詳しくない人は分らないだろうが、こんな画質はフィルム時代華やかなりし頃のコンパクトカメラでは絶対に有り得なかった。それどころか一眼ズームだってサードパーティーの安物は不可能だった。それでいて周辺も殆ど捨てていないし、これもちゃんと絞ったら完璧な画質になるのではなかろうか。どうやっても意図的に絞れないので絵に描いた餅だけど。但し廉価ズーム広角域の悲しさか歪曲のひどさも超一流。これはもう写真じゃないよレベルである。今の人ってよくこんな歪曲で我慢できるよな~。体型がタルだから人を写しても気付かないとか?観音も自慢の高度なデジタル技術(笑)で補正してくれればいいのに。
★フルサイズ6M、JPG
これは6MでJPG最高画質である。これより上はもうRAWで撮って自分で現像するしかない。50年前のマクロではない標準レンズでここまでやれれば充分か。ペンタックスは当時から高画質が売り物ではなかったからな。電解コンの頭がボケてしまったのはさすが一眼の大口径と言ったところか。色が黄色っぽいのは光線のせいで、元々こういう風に見えたのでホワイトバランスの誤爆ではない。なおサイズがUXGAだが、これはJPGを無劣化(再エンコード無し)で切り出したのでオリジナル画質と全く変わらない。巨大すぎてWebに載らなかったので不本意ながらトリミングした(Exifはそのまま)。
★最少1.5M、JPG
HSDLではどう考えても巨大サイズには用が無い。そこで実用的な最小画質1.5Mで絞りを変えて撮ってみる。撮影距離はほぼ最短距離(0.45m)である。なおサイズがXGAだが、これはJPGを無劣化(再エンコード無し)で切り出したのでオリジナル画質と全く変わらない。Exifはサイズの都合で切り捨ててある。
=F1.8開放=
流石に開放だとホヤホヤボケボケでピントが何処にあるのかもよく判らない。だがこれはこれで撮り方次第では面白く使えそうだ。個人的には大口径なのだから可能な限り開けて使うべきだと考える。シャッターが一杯になったら仕方なく絞るくらいの姿勢で良い。ただこのように基板を撮る場合はこの限りではないが(^^;
=F2.0=
一段ではなく半絞りだがF2である。流石に半絞りでは殆ど変わらないが部分的に改善が認められる。なおF1.8とF2では露出計通りだと半絞り程度アンダーになってしまった。次回からは気を付けよう。
=F2.8=
オッとここで明快に変わりましたね!球面収差のモヤがスッキリ無くなって見られる画質になってきた。実際は35㎜だと5.6辺りまで周辺部がヤバいのだが、APS-Cで周辺が切られるのでフルサイズとは評価が変わってくる。このF2.8という絞りは使える境界という事で覚えておいた方が良いな。
=F4.0=
F4になると全画面に渡って向上する。これは収差だけでなく被写界深度が深くなったこともありそうだ。前回は感覚的にF4を多用したが(ほぼF4と開放だけで撮影)、その感覚は間違っていなかったようだ。
=F5.6=
F4より深度が深くなったほかは変わりの無い画質。この後使えるのはF8~11までで、それ以上に絞ると回折によってハッキリ画質が悪化する。深度を稼ぎたい場合以外は出来る限りこの辺りでとどめておいた方が良い。
★終わり
当初は50年前の標準レンズという事で基板撮影は無理だと思っていたが、このテストの結果を見ると場合によっては使えそうな気がしてきた。特に歪曲が皆無に近いので、基板撮影ではその点に魅力を感じてしまうのだった。SMCペンタックスM50㎜F4マクロだともっと画質が良いが、ファインダーが暗いのでピント合わせには難儀する。大口径の標準で撮れれば撮りたい。
★おまけ
上の写真を見ても画質の善し悪しがサッパリ解らない人も居るだろう。そこでいつも叩いている観音のA580でマザーボードを撮ってみた。イヤー!コンデジ使い易過ぎ!(^^; ペンタックス+タクマーで「画面を構成する→ピントを合わせる→絞る→測光する→シャッターを切る」なんてやってられない。これだと「画面を構成する→シャッターを押す」だからな。日常使いはやはりコンデジに限る。閑話休題、
まずはこれが全景。縮小しているがフル画質・フル解像度(8M)である。何でこんなに引いて撮っているかと言うとこれ以上寄ると三脚の足が邪魔だから。コンデジのマクロは概ね広角域に限られるのだ。マニュアル露出が使えない悲しさでレンズはほぼ開放になってしまう。元々コンデジは手ブレを気にしてプログラムラインが高速シャッターを切るような傾斜になっているのだ。
ドットバイドットで一部を切り出してみた。開放付近だけあって球面収差でハロハロだが解像力は驚異的。何しろマザーボードの部品名がこの距離から読めるのだから。レンズに詳しくない人は分らないだろうが、こんな画質はフィルム時代華やかなりし頃のコンパクトカメラでは絶対に有り得なかった。それどころか一眼ズームだってサードパーティーの安物は不可能だった。それでいて周辺も殆ど捨てていないし、これもちゃんと絞ったら完璧な画質になるのではなかろうか。どうやっても意図的に絞れないので絵に描いた餅だけど。但し廉価ズーム広角域の悲しさか歪曲のひどさも超一流。これはもう写真じゃないよレベルである。今の人ってよくこんな歪曲で我慢できるよな~。体型がタルだから人を写しても気付かないとか?観音も自慢の高度なデジタル技術(笑)で補正してくれればいいのに。