テレコンバーターとプロクサーで拡大マクロ(←最終目標^^;)
複合マクロ撮影①
室内での撮影が面倒なので遅々として進まない(^^; ちなみに地図のどの辺を撮影するかは無作為である。三脚を立てる位置が都合が良かっただけだ。
★お次はプロクサー
プロクサーはケンコーのNo.1である。このNo.1というのは何かと言うと0、1、2、3…と番数が大きくなるにつれ近視度が強くなるのだ。凸レンズなので度が強ければ強いほどレンズは近視になり、最短撮影距離が縮まって被写体が大きく写せるわけだ。プロクサーは原則として露出倍数が掛からない為にシャッター速度も変わらない。画質の劣化を考えなければ最も手軽に接写が楽しめるアクセサリーだ(但し収差は増大する)。ちなみに特殊用法だが重ねる事もできる。テレコンが後ろに追加するのに対し前に追加するのがプロクサーと言える。
まずはマクロ倍率を測ってみる。70mmにて1:8くらいだった。最短撮影距離が1.5→約75㎝に縮まったためにマクロらしくなってきた。150㎜の時は1:3程度で、今回は拡大が目的のため150㎜だけでテストする。
=開放F3.8=
CZ-715単体の遠距離撮影でもそうだったように流石にハロっぽいが、子細に見ればピントに芯があり解像度は低くない事が判る。この地図の文字は小さいものや低コントラストのものも含め全て解像している。絞った時に期待できるね。下の等倍画像でもそれはハッキリ判る。
=F5.6=
予想通り過剰補正分がだいぶ切れた。ただまだ完全とは言い難く稍ハロを感じる。解像度は相変わらず良い。
=F8.0=
ここで漸くバッサリとハロが消えて中央部は完全な描写になった。所々にまだ甘さが残っているのだが。コントラストはこれが最高かな?
=F11=
全画面に渡って最高の画質となる。中央部のコントラストは単体と変わらないかむしろよく見えるのは気のせいか?
=F16=
ピークは過ぎた気もするがまだ高いレベルを維持している。
=F22=
これでもまだ実用範囲内である。解像度が極僅かに低下しているがコントラストは変わらないので問題無し。
このレンズはNo.1プロクサーとの相性はいいね。これなら実用目的で持ち歩いても良いかもしれない。
★気づいた事
このCZ-715で最短撮影距離限定の話だが、このレンズはどうも全体のバランスがマイナス側に偏っている気がする。何故ならプロクサーを付けた時の方が付けない時より画質が良く感じるのだ。そういう補正例は普通にある。
うーん、この等倍画質。これはプロクサー付きだが単体ではこんなコントラストは出ないような気がする。解像力も少し上がって黄色い部分にモアレが出ている。言っとくけどカラーを整えただけでアンシャープなんてかけてないからね。マクロレンズと大差無いとまでは言わないが、もっとシャープなレンズが有ったら撮影して画像掲示板に写真上げといてください(^^
★次回へ続く
次回はいよいよ本命、テレコン+プロクサーでマクロ撮影する。