SIGMA ZOOM-κ 100-200mm F4.5
Σズームカッパー①
Σズームカッパー②
Σズームカッパー③
意外にクモリが取れたので試しに定型テストにかけてみる。遠景は前回ある程度分かったので中距離で試す。全て画像は50%である。
★中距離100㎜
=F4.5(開放)=
開放だと微妙にハロがあり周辺も甘くなっている。但しサイズがもっと小さいと全く問題はない。実用になる画質だ。
=F8.0=
ハロは消えてビシッとする。ビニールテープやパンザーマストの質感も良い。これ以上絞る必要はないだろう。
=F11=
画質に変化はない。ピントが深くなっただけ。
=F16=
微妙に中央部が甘くなった気がするが特に問題無し。
★中距離120㎜
=F4.5(開放)=
厳密に言うとハロがあるがサイズ次第。使える。ただアウトフォーカス部分にヤバゲなところがある。これは100㎜でもそうだろうがピントが深いので判らないのだろう。
=F8.0=
ハロは消えて全画面に渡り問題が無くなる。
=F11=
中央部は変わらないが四隅が向上。
=F16=
中央は微妙に落ちるが特に問題無し。
★中距離140㎜
=F4.5(開放)=
これまでの欠点がよりハッキリしてきている。
=F8.0=
一段絞りでハロが消えるのは変わらない。
=F11=
ボケ部分に不安があるのでピントが深い方が良く見える。これがベストかな。
=F16=
微妙にボケている。
★中距離160㎜
=F4.5(開放)=
短い方に比べるとハロが大きくなって来ている。ただそれもサイズ次第である。
=F8.0=
一段絞りででハロが消えるのは変わらない。ピントは浅いけど良く見える。
=F11=
ピントが深くなっただけ。
=F16=
これもピントが深くなっただけ。
★中距離200㎜
=F4.5(開放)=
この焦点距離のハロが最大だ。ボケている部分も目立つ。ブレたようなボケは好ましくない。
=F8.0=
ここでハロが消えるのも他の焦点距離と同じ。ピントの合ったところが良いのも同じ。
=F11=
さらに向上。これはピントが深くなったからで本質的には画質は変わっていないと思われる。
=F16=
ここで微妙にボケ始めるもの他と同じ。
★続く
デジタル画像ならコントラストは充分になった。フィルムだとまだ足りないかもしれないが。次回はマクロテストを行なう。