SIGMA ZOOM-κ 100-200mm F4.5
Σズームカッパー①
Σズームカッパー②
Σズームカッパー③
Σズームカッパー④
前回は中距離(有限距離)の性能を見たが今回はマクロ域の性能を見る。
★マクロ1:9
このレンズは基本的にワイドマクロなので焦点距離は100mm一本である。200㎜でも使えるが倍率は反って下がるし使う意味はない。まずは倍率1:9から。
=F4.5=
ピントの合ったところの画質は申し分ない…がしかしボケ部分がマズイ。ブレボケ傾向にあり(二線ボケではない)震度3くらいかな(^^;
中心付近の等倍画像。滲みはあるが開放としては申し分ない。
=F8.0=
FTの文字がまともになったのでずいぶん画質が上がったように見える。
=F11=
筆者的にはこのくらいで使いたい。
中心付近の等倍画像。質感もあるし申し分ない。
=F16=
ピントが深くなっただけで傾向は変わらない。
=F22=
F22まで絞ってもオールピンとはならない。F16と比べ若干ピントが甘くなって来ている。
★マクロ1:4.5
次に撮影距離最短=最大倍率の1:4.5だ。
=F4.5=
最大倍率で開放だとボケまくる。APS-Cはボケないなんて誰が言ったんだ?と言いたくなるくらいボケる(^^ ブレボケ傾向は変わらないがボケ量が多いので目立たない。これで充分に使える。
中心付近の等倍画像。滲みは目立つがまあこんなモノでしょう。
=F8.0=
開放で目立ったハロは消えた。どうせ全体にピントは来ないのでこのくらいで使うのが良い。
=F11=
この辺りが最高画質かな。
中心付近の等倍画像。申し分なし。
=F16=
ピントの深さ以外はほぼ変わらず。
=F22=
ピントの深さ以外はほぼ変わらず。コントラストは修正可能なくらいまで復活しているのでもう実用になりそうだ。
★続く
次回はまだ残っている色々な問題点について。