ネコマタギ★レンズ研究所

ジャンク屋の箱の中で引き取り手が無いレンズを好んで研究するブログである。

CZ-825

TAMRON CZ-825⑦

TAMRON CZ-825①
TAMRON CZ-825②
TAMRON CZ-825③
TAMRON CZ-825④
TAMRON CZ-825⑤
TAMRON CZ-825⑥

 ここで「CZ-825はこれを使って熱糞でもう一度テストし直したい気持ち」と書いたので実際に試してみたい。


★謎の三脚座"uWinKa"
 検索した限りではEF70-200mm F4Lの三脚座らしい。これがCZ-825に使えたので本当に安定してレンズの描写は変わって来るか試してみたくなったのだ。ついでにカメラも変更して600→1400万画素で変わるかどうかも試す。予想では前回600万画素では足りていないように見えたのでこれで画質が上がるはず。


★遠距離300m
 最近凝っているのは「300m先の携帯アンテナがどこまで解像するか?」という実験である(^^ 画像は等倍画像の切り抜きである。

=250㎜ 開放F4.5=
300m_250f038
 逆光なのでコーティングが弱い昔のレンズにとってはかなり不利な状態である。この時代の開放F3.8としては申し分のない画像。この時代の単焦点の200㎜F4でもこの程度だろう。

=250㎜ F5.6=
300m_250f056
 あまり向上しないが輪郭がシャープになっている。この被写体は今後も出て来るので覚えておいてください(^^


★中距離
 前回はここここで試した。もうレンズの性能は判っているので長い方の250㎜と150㎜に限定し、絞りも開放と一段絞りだけとする。画像は50%縮小画像である。


=150㎜ 開放F4くらい?=
150m038r
 中間画角なので正確な絞りは不明だがとにかく開放だ(^^; ハロでホヤホヤでありながら非常に細かく解像している。現代のデジタルレンズでは絶対に不可能な画像である。


=150㎜ F5.6=
150m056r
 一段絞った。F5.6なのかは分からないがとにかく一段絞りだ(^^;; カーン!と音がしそうなくらいシャープになる。この二面性もデジタルレンズでは不可能な描写である。


=250㎜ 開放F4.5=
250m038r
 長い方はハロが少ない。解像度は全く問題無し。やはり1400万画素で画質は向上している。


=250㎜ F5.6=
250m056r
 一段絞りはF5.6ではないと思うが絞りリングをF5.6に合わせたという事で。絞り変動型ズームレンズのお約束だから気にするなと思うのだが、細かい奴がネチネチ文句言ってくるので一応「それは知っている」という事で書いておく。それはさておき申し分のない画質になった。


★マクロ域
 前回はここで試した。このレンズのマクロはワイドマクロである。平坦性に難はあるがピントが深い。画像は25%縮小と等倍である。

=F3.8(開放)=
macro038
 ありゃ?ちょっとピントが後ろに行ってしまいましたね…(^^; まあ全体にピントを合わせたという事で。ピントはチャックが向う側へ折れている辺りか?


macro038dbd
 等倍だとこうなる。ホヤホヤだがピントの合ったところは非常に細かい。


=F5.6=
macro056
 タムロンレンズだが被写体がシグマで申し訳ない(^^; このテクスチャがレンズ評価に向いているので。画質は申し分ない。


macro056dbd
 これが70年代のズームレンズとは思えないな。言っとくけどこのブログの作例写真は全て(特記無き場合)デジタル処理なんてしてないからね。よくアンシャープ入れて「シャープなレンズです」とかバカを言っている奴を見かけるので。それはそのレンズの評価ではなくアンシャープのアルゴリズムの評価です。


macro056_digital
 ちなみにデジタル処理をするとこんな風に描写は全く別物になってしまう。同じレンズに見えるか?これで判らなければそれは目と知能の問題。デジタル処理アリなら極端な事を言えばドットを弄ってどんなレンズも同じ描写にできる。レンズが好きなら越えてはいけない一線があるのだ。


★おまけの一般撮影
 これは三脚座とは関係無い画像である。季節外れの雪が写っているが、この記事は雪が降っている1月頃には既に書いてたのね(^^; これだけカメラはペンタックスである。


ippan01
 多分80㎜ F5.6だと思うが忘れた。ガラス窓+網戸越しなのでそれが写ってしまった。


ippan02
 開放で雪を写してみたがそれは無理な相談だった。雪が雪らしくまともに写るレンズにまだ出会った事が無い。


★結論
 やはり明らかに画質は良くなっている。フィルム時代のレンズであっても解像度の高いレンズでは1400~1600万画素は必要らしい。それと望遠レンズは微妙なブレの影響が非常に大きいという事だ。昔から当然のように知っていた事だがハッキリ結果を見せつけられてしまった。また撮影が面倒になるな…(^^;

 この調子でブレっぽかったTokina SZ10もテストし直したい。その為にはやはり例のブラケットを買うしかないのか?アレのドヨ橋価格で安いDSLRがもう一台買えると思うと何となく損した気分なんだよなあ~極めて底辺っぽいセコイ話だが(^^;

TAMRON CZ-825⑥

TAMRON CZ-825①
TAMRON CZ-825②
TAMRON CZ-825③
TAMRON CZ-825④
TAMRON CZ-825⑤

 ほぼテストは終わって放置状態のCZ-825だが、まだ不具合が多少あるので修正した。


★ピントリングの重さ
 以前月の撮影の時に書いた通り入手当時からピントリングが軽すぎた。レンズを上に向けるとどんどん下がってきてしまう。このため真上の方にある月の撮影は不可能に近かった。当初はヘリコイドグリスの入れ替えを疑ったが、実はこのレンズはピントリングの重さはある程度調整可能なのだった。


tension
 ピントリングのゴムを外すとストッパーネジの横にこのような仕掛けが見える。この右側の板はバネになっていてネジで止まっている(写真ではネジが付いていない)が、このバネの下に樹脂製のワッシャのようなパーツが鏡胴に押し付けられるように入っている。これを強く押し付けるとヘリコイドが重くなり弱くすると軽くなるようだ。正式にはどうなのか分らないけど、それ以外にこのパーツの意味は無いと思う。

 今までは上に向けておいておくだけでピントリングが突き当りまで下がってきてしまったが、調整し直してからは全く下がらなくなった。ピントリングをそんなに軽くする必要は無いので漸くまともになったと言えるだろう。最も気になっていた部分だったので手軽に直って良かった。


★ピントリング位置の狂い
 ピントリングの突き当りが10mで止まってしまう。つまり∞まで回らないのだ。筆者はこれは前玉ユニットが当たっていると推測した。それ以外にこれを止める要素が無いからだ。という事は前玉ユニットがねじ込まれ過ぎているに違いない。下の∞の狂いもそこから来ているのだろう。辻褄が合った(^^


pr_before
 これが調整前の状態。かなり酷い。望遠なので距離目盛を実用する事は無いが、実際見ていて気になるしカッコ悪い。


pr_after
 これが調整後。この場合はピントリングはストッパーが止めるのでこれ以上に回り過ぎてしまう事は無い。これで2番目に気になっていた表示の問題も片付いた。


★∞の狂い
 かなりオーバーインフだった。理由は上と関連していて前玉ユニットをしめつけ過ぎていたのだ。ネジを何でも一杯まで締めればいいと考えているお馬鹿さんはどこにでも居るものだ。


maedama_imoneji
 この三つのイモネジを緩めて前玉ユニットをヘリコイドに当たらなくなるまで戻せばいい。要はピントリングが∞まで回るように戻せばいいのだ。結果はまだ戻し足りずオーバーインフのようだが、今までのように極端にオーバーではなくなった。月が出たらもっと正確に合わせたい。尤も上を向けてもピントリングが落ちてこないくらい安定したのでこのまま多少オーバーインフ気味でも構わないけど(経年変化もあるから)。


★テスト
maedama
 前玉ユニットを外した時に前玉と中玉の頭もブロワーで吹いてゴミも無くなった。写真で撮っても透き通っている。


genjou
 厳密に言うと後玉に黒っぽいカスみたいなのが付いているが撮影に影響無さそうなので放置している。


macro038
 マクロ機能で撮る。開放だが滲みも無くコントラストも付いている。白バックに白っぽいモノなので不具合のあるレンズでは滲んで見られない被写体だ。これでもう完成に近いな。


★一旦終了
 これで気になる不具合が全て無くなってしまった。いずれゴミ取りもやりたいけど次回作が多数あるので放置になるかもしれない。完成すると放置されるのはHSDL以来の伝統だな(^^

TAMRON CZ-825⑤

TAMRON CZ-825①
TAMRON CZ-825②
TAMRON CZ-825③
TAMRON CZ-825④


 これまでに遠景テストマクロ撮影テスト中距離撮影テスト中距離撮影テスト2を行なったが、今日は一般撮影テストを行なう。テストは関公園と東伏見公園で行なった。現在は長玉を使い慣れていない筆者には122-382mm(相当)は厳しい(^^;


1707121723
 関公園は住宅地の真ん中にある公園だ。北側には西武新宿線が走っており、木陰からそれを見る事が出来る。石神井川には桜並木があり花見もできる仕様だ。この写真では松葉が解像するか試してみたが解像しなかった(^^; 理由は「性能不足」「手ブレ」「ピンボケ」等があるがどれも当て嵌まりそうで分らない。


1707121730
 書き忘れたが絞りはF5.6とF8しか使っていない。これはF8だがこんな被写体では流石にもっと絞らないとダメだわな。周辺がブレたように見えるのは非点収差である。乱視ですね。


1707121731
 中之橋を写してみる。これだけ見ると山の中の緑深い公園を思ってしまうが、木一本で向うは家ばかりという公園である(^^; 騙しだよね。石神井川流域の谷間のような地形が有効に働いている。


1707121744
 石神井公園や善福寺公園などと同じく一応ボートもあるのだが…昔は乗った事あるけど今は営業してないかもしれない(未確認)。


1707121746
 何かよく分らないキノコ。暗部の描写はあまり良くないがデジタルカメラが悪いのかもしれない。少なくともこの露出でリバーサルなら暗部は残る。バックのボケは収差で色が付いているのが悲しいがまあ何とか許容できる範囲。点像だとウザいかも?


1707121755
 あれ?何かブレてるみたいに見える。言い訳その一だがかなり暗いのだった。実は関公園と東伏見公園は石神井川遊歩道で事実上繋がっている。このように遊歩道で東伏見トンネル側に出て来るのだ。ちなみに石神井川もこの辺りは全く水が無い。


1707121758
 何とか明るいうちに着いたがもう18時だよ。子供たちはまだ遊んでいるけどね。ちなみに空のゴミのようなものは鳥である。もうセンサーのゴミが出るほど絞れない。先ほどからずっとF5.6だ。シャッターは1/60くらいじゃないか。


1707121802
 解像力検査(^^ 倍率が大きいのでこれまでのレンズと比較は難しい。それに手持ちなのであまりフェアでもない。


1707121811
 18時11分、もう手持ちでは無理だわ~と思い三脚を立てた。これはふれあい歩道橋の上から写しているが橋が揺れる揺れる!(^^; 後ろを引っ切り無しに歩行者やランナーや自転車が通るので揺れまくり。特に集団で走られると地震のように揺れる。なのでこの田無タワーを5カット撮ったのに1枚しか使えなかった。3.3k先の被写体だが結構解像している。250㎜だと足りないけどね。


1707121811t
 タワー部分を等倍にしてみた。完全にカメラが負けている(^^; 当時としては解像度は申し分ない。


 柳沢駅前で鉄道写真でも撮ろうかと思ったがこの辺りでEV的に時間切れ。花のシーズンは終わってしまったし、当初の予想以上に何も撮るものが無くて参りました。昔は人のスナップ写真とか撮っていたのだが、最近は色々と面倒な時代なので警戒して撮らなくなった。そのうちリベンジしたいところ。


★続く
 このCZ-825の世間の評価が低い(ネコマタギ^^)のは非常に有難い。もし評価が高かったらこの価格で入手するのは不可能だったに違いないから。撮影でやりたかったことは大体やったので、次回はいよいよバラして玉のメンテナンスをしてみたい。その際∞が狂っている(注)のも直れば尚良い。レンズ構成は不明だが準新品リファレンスがあるので大丈夫だろう。この時代は樹脂溶着もプラリングもまず無いので大丈夫だと思うのだが、分解しているサイトを見たらヘリコイドの方まで触っていたのを見てビビッている(^^; 以前も書いたが筆者はグリスが嫌いなのだ。

注:現在はKMマウントだと完全に∞が出ないが、ESマウントだと今度は行き過ぎるという変な症状だ。


TAMRON CZ-825④

 前回に引き続き中距離の被写体を見る。今回は望遠域である。


★中距離定点撮影150㎜
150m038
 次に150㎜の開放である。ハロがあるがこれはもうこのレンズの個性と言えるだろう。ピントは100㎜辺りと比べても更に良く見える。ただこの辺りから色収差が目立ってくるのは致し方ない。アウトフォーカス部分に気を使わなければいけない。


150m056
 一段絞ってみるとハロは完全に消えて明快な描写になる。変圧器の蓋の部分や碍子の質感には惚れ惚れする。まるでレンズが「もっと良いカメラを使え!」と言っているかのようだ(^^ このくらいになるとミリ当たり64本のDSLRでは足りないのかもしれない。ブレが不安だがいずれ熱糞(ミリ当たり100本弱)でも撮ってみるか。


150m080
 更に一段絞りこむ。アウトフォーカス部の軸色はさらに改善したが他の部分は被写界深度が上がっただけで変わりは無い。


150m110
 F11に絞っても被写界深度が広がるだけでF8と変化は無い。文句の無い画質である。


★中距離定点撮影200㎜
200m038
 撮影の加減なのか開放からハロは見られない。球面収差に限って言えば全ての焦点距離で一番良く見える。その代りバックのボケの色収差は更に増大した。モノクロだったら素晴らしい画質に見えるかもしれない。


200m056
 一段絞ってみた。殆ど変化は見られないが、垂れ下がっているヒモの網目がハッキリとして触れるようだ。碍子の質感も悪くない。


200m080
 二段絞り。更にコントラストが高まり最高画質になった。これを見るとF4程度の単焦点は全く不要だね。


200m110
 三段絞り。瓦のボケの色収差も気にならない。全く申し分のない画質。


★中距離定点撮影250㎜
250m038
 これは望遠端の250㎜である。開放ではピントの合ったところは非常にシャープである。被写界深度が浅いのでどこにピントを合わせるかで印象が変わってきそうだ。この被写体ではハロも目立たない。この焦点距離も200㎜と同じく色収差との戦いである。


250m056
 一段絞るとコントラストが稍向上した。バックのボケの色収差も稍改善している。


250m080
 更に一段絞ったがボケ以外に変化は無い。ピントは良いけど硬くならないのがこの時代のレンズの良いところ。


250m110
 F11でもボケ以外に変化は無い。このサイズであればまず文句の無い画質である。写真と呼ぶにふさわしい。


 結論としてはこのレンズさえあれば120、135、150、200㎜の単焦点レンズはF2.8以上の大口径を除いて必要無い!捨ててしまえ!という事になる(^^ 但し85、100㎜については単焦点の方が使い勝手が上である。このあたり中望遠の単焦点は小型だし殆どがF2.8以上の大口径だからだ(このレンズのソフトフォーカス風も味があるが)。それとこのくらい解像するともっと良いカメラが欲しいと思ってしまう。これならAPS-Cフォーマットの2400万画素(概ね128本)にも意味が出てくる(35mmフルサイズだと4000万画素以上)。


★続く
 これはソコソコ剛性の高いペンタDSLRならではの画質であり、小型ミラーレスではある程度以上の高画質は困難だ(三脚座を使うしかないだろう)。撮影がまともならデジタル時代のレンズにヒケをとらない画質の写真も撮影可能なことが判る。シャープな写真は何よりも正確なピント合わせとブレ防止に尽きる。望遠レンズのシャープネスにおけるレンズの占める割合は半分くらいかな。

TAMRON CZ-825③

 これまでに遠景テストマクロ撮影テストを行なったが、その間の中距離は試していなかった。この辺りが通常最も多く使われるはずなのでやってみよう。各焦点距離別に見るので2回に分けるが、その前に逆光チェックもしておく。


★逆光チェック
kougen_out
 完全な逆光状態であるが、影の部分の描写も特に問題は無さそう。光が玉に当たる状況だがBBARコートはそれなりに仕事をしているようだ。光源を画角内に入れなければどうという事は無い。ちなみに筆者は画角内に光源を入れるのはトッポイので嫌いです(^^


kougen_in
 どうしても光源を入れろって?アンタも好きねえ。何かコンポラ写真みたいになってしまったが、デジタル時代のズームでもこのくらいはゴーストが出るわな。汚れや傷もあるのでこれが絶対的な実力ではなく本当はもっと良い可能性はある(一寸センサーのゴミが出てしまって申し訳ない)。

 組み込みフードが脱落しているので62φの外部フードが必要となるがブロニカのフードかヤシコンのつなぎフードが良いかな。ヤシコンの方は新たに買うと多分このレンズの何十倍も高いけど、筆者のように既に持っているならそれが一番だね。どうせ組み込みは浅過ぎなので取れていなくとも外部フードを付けた方が良いだろう。APS-Cなので135㎜のフードであれば全焦点距離で使える。


★中距離定点撮影80㎜
 今回は中望遠域の80、100、120㎜を見ていく。被写体はだいたい中望遠以上のテストに使っている近所の柱上変圧器である。撮影距離は約10mくらい。


080m038
 これは開放F3.8だ。球面収差のハロでホヤホヤだがピントの芯はシャープである。これはこれでポートレートなどで使えるな。


080m056
 一段絞ってF5.6になると過剰補正分が切られて突如として明快になる。いかにも1970年代のレンズである。この辺りでもう充分使える画質だが、カラーでもっと近接撮影だとアウトフォーカス部分の軸上色収差が気になるかもしれない。周辺光量も開放に比べ大幅改善しているが、我々は周辺光量は元々全く気にしていない(^^


080m080
 さらに絞ってF8である。これで軸色も全くと言って良いくらい気にならなくなった。F8以上に絞れば現代でも通用するレンズという事になる。


080m110
 更にもう一段絞ってF11だがもう画質は飽和状態で向上しない。F16でも殆ど同じ画質だがF22だと全体的に回折でボケてくる。


★中距離定点撮影100㎜
100m038
 次に100㎜の開放である。80㎜と比べるとハロが少なく許容できる範囲。ピントは更に良く見える。


100m056
 一段絞ったがハロが無くなった他は殆ど変化は無い。逆に開放の画質が良かったという事だ。この時代としてはかなり良いと思う。


100m080
 二段絞っても殆ど変化は見えない。全く実用範囲である。


100m110
 三段絞ったが被写界深度以外に変化は無い。安定している。これがあれば大口径以外の100㎜単焦点は必要無さそう。

・期間限定(UP板が消えるまで^^)の100㎜等倍画像。
https://www.axfc.net/u/3828735


★中距離定点撮影120㎜
120m038
 次に120㎜の開放である。ハロの出方は上の100㎜に似ている。ピントは更に良くなっている。遠距離と同じくこの辺りが最高画質なのは間違いなさそう。


120m056
 一段絞りではハロが消えるのは100㎜と同様だ。このサイズでは全く申し分なし。


120m080
 二段絞りであるがコントラストが微妙に上がっている気もする。バックのボケに色収差の影響が感じられるがあまり気にならない。


120m110
 三段絞りでは全く申し分のない画質。このレンズがあれば120~135㎜の単焦点は大口径以外は必要ないね(重いけどな^^;)。


★以下次号

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