ネコマタギ★レンズ研究所

ジャンク屋の箱の中で引き取り手が無いレンズを好んで研究するブログである。

FA

FA 28-80mm F3.5-4.7②

SMC PENTAX-FA 28-80mm F3.5-4.7


 前回も書いたようにクモっているっぽいレンズだが、調査のためバラす前に思い残す事が無いようにテストしておく。パワーズームはバラしたら元に戻らない可能性が高いから。ちなみに手動ズームは復活したので焦点距離を変えられるようになっている。


1_048i045
 JRの送電線。50㎜の開放(F4.5)でシャッターは1/1000である。ピントは合っているけど解像している感じが無い。コントラストはクモリのせいだが解像度が低いのはレンズの個性である。


2_080i047
 同じ位置から80㎜の開放(F4.7)でシャッターは1/640である。1インチ未満の普及版コンデジよりややマシな程度か。なお28㎜が無いのは撮影に失敗したから(^^; 28㎜も大した事は無いです。


3_050i045
 JPEG圧縮が掛かりにくい画像(^^; このような写真は解像度の低いレンズて撮ると悲惨なものになりやすい。このレンズの場合は…まあクモっているから仕方が無いけどギリギリ及第点と言ったところか。50㎜の開放でシャッターが1/200である。


4_050i045
 等倍で見てみる。人の顔は分るけど「お知らせ」はちょっと読めないですね(^^;


5_050i045
 ムカついたのでデジタルインチキ処理をしてみた(^^ コントラストを上げてシャープも掛けている。がやっぱりあと一歩足りない。解像しているレンズの画質はデジタル処理で改善できるが元々原画に無い物はどうやっても出てこない。「お知らせ」は日本語なので前後関係から大体読めるけど。コントラストが低いのはあまり気にしなくて良さそう。


6_028i035
 公園の中心部。28㎜の開放(F3.5)で1/1250である。こういう風に撮ると28㎜でも広角感が出る。こうして見てもクモリがハッキリと判る。


7_028i035
 西門前から夕日を逆光で写す。クモリで拡散するのでSMCでもフレアーっぽい(^^; でも眩しい感じは充分出ているのでこれで良いかも。これは28㎜の開放でシャッターは1/1000である。日が沈むのでテストも終了だね。


8_050i045
 今日も千駄山演習場にてテストした。おなじみ解像度テストだが御覧のように暗くなってしまったので参考記録。50㎜開放でシャッターは1/320なので殆どブレは無いと思うが。


9_050i045
 等倍で無理やり明るくする。この周辺案内図の細かい文字がハッキリ読めるレンズは今後出て来るだろうか?廉価標準ズームでは無理だと思うけど楽しみにはしている。ちなみに書いてある文字は知っているので読めてしまうけど、初見で見たとしたら絶対判らないだろう。


 はー疲れた。いつも「作品」風にならないようにしようと思っているのだが、こうして並べるとやはり作画を意識してしまっている(^^; 修行が足りんな。それはさておき絞りをいちいち書いたけどよく見たら全部開放だった。あとテレ端80㎜をもっとテストしたかった。

 画像を見るとやはりクモっているのでコントラストや色はアテにならない、と言うかこれで評価したらレンズがかわいそう。この写真で判るのはピント個性と歪曲だけか。まあ実際デジタルでレンズ評価できるのはそれだけなんだがな。

FA 28-80mm F3.5-4.7

SMC PENTAX-FA 28-80mm F3.5-4.7


 2017/11/28に324円で入手したレンズ。K100D Superってパワーズーム動作しないのね(^^; ブチ壊れていると思って滅茶苦茶手動で動かしてしまったよ…無知で申し訳ない。おまけにこの個体は手動でもズームリングが動かない。何か引っかかっているようでズームリングが手前に引けないのだった(注)。そんな訳で現時点ではズームになっていない。焦点距離が変えられなければ詳細テストは無理なので今回は80㎜だけ見てみる。

注:この原稿を書いた2017年11月の時点ではそうだったが、2018年2月現在は掲示板に書いたようにちょっと弄って手動で動くようになった。

★遠距離

=F4.5開放=
080f045
 まずは開放のF4.5である。何だこれは…まるで70年代に逆戻りしてしまったかのようなフレアー画面である(^^; 大丈夫かよコイツ。ドブ色の空に玉のクモリを感じる。

=F8.0=
080f080
 F4.5の次のF5.6では変化は殆ど見られなかったのでF8.0まで飛ぶ。さすがにこのくらいまで絞るとまず問題無い画面となる。

=F11=
080f110
 さらにコントラストアップ。これ以上は被写界深度が深くなるだけで画質は全く変化は無かった。ただやっぱりクモリっぽいなあ。


★中距離

=F4.5開放=
080m045
 F4.5開放ではやはりここでもフレアーだらけで使える状態ではない。だがしかしFA 28-70mm F4 ALで見られた像の崩れは無い。筆者としてはこちらの方が断然画質が良く感じる。コントラストが低いのは確実にクモリのせいだろう。ハイブリットレンズのクモリだったらもう寿命だね。新品の時に使ってみたかった。

=F8.0=
080m080
 ハロは消えてスッキリした。前ボケ(下側のワイヤーハーネス付近)にやや不安があるが大体この辺で使い物になりそう。

=F11=
080m110
 アリャ?センサーゴミが出てきた(^^; そろそろ掃除しないとな。それはさておき画像はさらに向上した。これだけやってくれれば文句無しだがもうF11だからなあ。


★無限遠
 テスト日にうまい具合に月が出ていたので無限遠のチェック。但しちょっと薄めの月なのでコントラストは低い。ピントが合うか心配だったが大丈夫みたいだ(^^ なおRAWフルサイズから真ん中だけトリミングして取り出している。

=F4.5開放=
mugen045
 上のテストでも解っていたが開放ではボケボケである。とても使える画像ではない。但し∞は出ているようだ。

=F8.0=
mugen080
 F8.0で漸く模様がハッキリしてきた。月の動きは案外速いので位置が変わっているのが判る。

=F11=
mugen110
 シャッタースピードとの兼ね合いもあるがこの辺りが一番だろう。


★一般撮影
 マクロテストが面倒になったのでテキトーにその辺を写してみた(^^; 全部開放で撮影した。

ippan01
 これと同じ写真をロッコールPF5518で撮ったのを思い出した。

ippan02
 どうもコントラストが低いなあ。その点でこの時代の廉価版レンズは本当にイヤ。プラレンズやハイブリットを多用しているので劣化すると絶対に元には戻らない。真の意味でゴミ。

ippan03
 がしかし、こんな被写体ならコントラストが低くても大丈夫。これで夜景も撮ってみたいが、夜になると他に色々面白い事があるので写真を撮る気にならない(^^;


★続く
 クモリがあるようなので力を発揮できる状態にない。だが新品時の画質はFA 28-70mm F4 ALよりは良いだろうという予想はできる。次回はクモリを磨いてみたいけど、パワーズームのレンズは巷の噂ではバラすと元に戻らないらしいので解体されてそのままゴミ直行という事も有り得る。筆者でもバラせるようなら直すけどやってみないと分らない。良いレンズっぽいので出来れば元に戻したいが。

FA28-70mm F4AL③

SMC PENTAX FA28-70mm F4AL


FA28-70mm F4AL①
FA28-70mm F4AL②

 前回、開放F4.0とF5.6の差が無いと言う奇妙な不具合を発見した。絞り値が全く同じになっているらしい。70㎜は正常だったのだが50㎜はおかしい。今回35㎜と28㎜はどうなるのか?


★35㎜
 さすがにこの辺りになると被写界深度が深くなって来て変化が少ない。

=F4.0=
035mc040
 開放がアンダーになるのは全て変わらない。+0.3しているがそれでもまたアンダーである。1/2~2/3絞り(EV)くらい足りていないのだろう。狙いよりやや後ピンになっている。

=F5.6=
035mc056
 あーやはりおかしい。バックのボケを見るとやはりF4.0と変わっていない。70㎜以外全部おかしいのか?絞りが開かないでそのまま撮影されるからアンダーになるとか?

=F8.0=
035mc080
 この焦点距離は画質の変化が少ない。微妙にシャープになった気もするが、このサイズだと被写界深度以外に変化は見つけづらい。

=F11=
035mc110
 ピントが深くなっただけ。

=F16=
035mc160
 ピントが深くなっただけ。

=F22=
035mc220
 ピントが深くなっただけ。あ露出補正忘れた(^^; 見た目半絞りアンダーだね。

35mm_chuushin
 これが35㎜時の中心部の等倍画像だ。左上が開放、右下がF22である。


★28㎜
 この焦点距離でカメラを撮るバカも居ないだろうがレンズのテストなのでこのまま続ける(^^ ワイドのアップはモノを撮るには向かないだろうが、遠近感を誇張した作画には必須であろう。

=F4.0=
028mc040
 APS-Cなので何とか周囲がフレーム外に消えた。絶対性能(解像力)に不満はあるものの画質は問題無し。

=F5.6=
028mc056
 これもF4.0と変わっていない。結論を言えば70㎜以外は全て開放F4.0とF5.6は同じになっている。故障なのか仕様なのか?イヤ仕様のわけは無いから故障なのだろう。困った事になってしまった。

=F8.0=
028mc080
 ピントが深くなっただけ。

=F11=
028mc110
 ピントが深くなっただけ。

=F16=
028mc160
 ピントが深くなっただけ。

=F22=
028mc220
 回折で真ん中がボケ始めている。

28mm_chuushin
 これが28㎜時の中心部の等倍画像だ。左上が開放、左下がF11、右下がF22である。ちなみにこの画像、作成に苦労した割に違いがよく解らないのでもうやらないと思う(^^;


★続く?
 ただの撮影テストのつもりが思わぬ不具合を発見してしまった。壊れているのか仕様なのか?精密検査はまたいずれやってみるとしてしばらく経過観察という事で。

FA28-70mm F4AL②

SMC PENTAX FA28-70mm F4AL


FA28-70mm F4AL①

 前回捨て記事を書いたら意外と人気があったのでもう少し突っ込んでみる。前回記事は古いので比較できないため、この記事は11月頭に新たにテストしたものである。今日は筆者が一番興味があるマクロのテストである。

 Kマウントのテストに使っているK100D Superは開放の露出がアンダーになる病気があるので、今日は学習して開放だけ+0.3してみたがまだ足りない焦点距離もある。それと他のレンズではならなかったのだが、このレンズに限っては最少絞りでもアンダーになるようだ(^^; 最少も+0.3以上プラスせねばならない。マニュアルでやれよと言う声もあろうが、この時間は露出が変わりやすいので固定も危険だ。本当言うとKAは絞りもダイヤルで動かすので面倒くさいのが理由だったり。


★70㎜
 今日は長い方から行ってみよう。このくらいのサイズだとワイド時に余白が大きくなりそうだが…。

=F4.0=
070mc040
 開放はこのようにものすごいハロハロ画面になってしまった(^^; これは流石に特殊用途しか使えないな。F4.0で非球面を使っているレンズがこれで良いのか?ハッキリ言って昔の球面レンズ使用のレンズより球面収差が大きいのだが。

=F5.6=
070mc056
 一段絞って球面収差が半減したがまだかなり酷い。これも一般用としては使えない。ズームとは言えこれほど大きな球面収差は見た事が無い。これが発売された頃の新製品テスト記事を読んでみたい。プロは開放を重視するから滅茶苦茶酷評されそうなのだが。

=F8.0=
070mc080
 F8.0まで絞って漸く実用域に入ったかな。球面収差はハイライトの滲みをもたらしており皆無ではない。

=F11=
070mc110
 ピントが浅い以外は大体シャープになったかな。

=F16=
070mc160
 カメラの大部分にピントが来てカメラの写真として成立している(^^

=F22=
070mc220
 F16に比べちょっと解像度が低下している。

70mm_chuushin
 これが70㎜時の中心部の等倍画像だ。左上が開放、左下がF11、右下がF22である。


★50㎜
 モノを撮るのに使えるのはこの辺りが限度かな。これ以下だとパースが付いて変形する確率が高い。

=F4.0=
050mc040
 この焦点距離だとハロはあまり目立たない。開放がF4.0なのだからこのくらいはやって当然だと思う。

=F5.6=
050mc056
 ありゃ?おかしいぞ。露出は微妙に違っているがバックのボケが変わっていない。一絞りごとに撮影しているのでバックのボケに変化が無いのはあり得ない。画質も開放と全く変わっていない。何故変化しないのだろうか?

=F8.0=
050mc080
 画質は向上して特に問題は無くなった。バックのボケは変化している。

=F11=
050mc110
 更に画質が向上している。

=F16=
050mc160
 ピントが深くなっただけで画質は飽和している。

=F22=
050mc220
 殆ど変化は無いが微妙にフレアっぽくなっている。

50mm_chuushin
 これが50㎜時の中心部の等倍画像だ。左上が開放、左下がF11、右下がF22である。


★続く
 画質より気になる不具合?を発見してしまった。記事が長くなってきたところで次回に続く。

FA28-70mm F4AL①

 デジタル写真を始めたばかりの3~4月頃に書いた記事だが、当時書いた記事はデジカメに慣れていないのでテキトーだったため放置していた。これから冬にかけてHSDLの方も忙しくなりそうだし、他に記事が無いから上げちゃったけど読まないでいい(^^;

SMC PENTAX FA28-70mm F4AL


 「ハードオフ吉祥寺開店」で入手したジャンクのSMC PENTAX FA 28-70mm F4ALだ。このレンズでK100D Superと*ist DsのAFテスト&各種オート露光のテストも行なえた。自分の撮影では使わないズームだけどその点ではいい買い物だった。当初はこれで用済みのはずだったが、一寸ホコリ入りだが玉を含め外見は全く正常なので撮影テストしてみた。

 テストに先立ちこのレンズをテストをしている記事を探したが、古すぎるのか全く見つからなかった。現役当時はイソターネットは普及していなかったし、その辺のジャンクを掘り出してテストした現在のネット記事はFAなんて見向きもされない。やっぱり自分でやるしかないのか。尤も他人のテストほどアテにならないものは無いんだけどね…。HJCLにはHJCLのテストの仕方がある。


★標準
 開放からF16まで順に並べてみた。比較は中心部だけだが、所詮は35㎜フルサイズをインチキくさいAPS-Cフォーマットでテストしているのでこれで良いのだ。F22は中心部も悪化するので捨てた。

53f040
53f056
53f080
53f110
53f160
 レンズが一番短くなるようにズームリングを調整すると50㎜辺りになる。Exifでは53㎜となっている。マクロで使うとすればこの辺かな。

50s040
 いつも写しているモノを撮ると…うーむ50㎜F4としてはイマイチかなあ(^^;


★広角側
 広角側一杯に伸ばして撮影。35㎜で言うと42mm相当だ。F4~22まで順に並んでいる。

28f040
28f056
28f080
28f110
28f160
28f220
 対象の倍率の低さとピントの深さで誤魔化されているがあまり良くない。コントラストはまあ良いとして解像度が低い。歪曲が少ない以外はコンデジ並かな。


★望遠側
 望遠側一杯に伸ばして撮影。35㎜で言うと105mm相当だ。同じくF4~22まで。

70f040
70f056
70f080
70f110
70f160
70f220
 このズームは望遠側が格段に良い。開放はいい感じにハロハロだが多少絞ると現代のレンズと差は少ない。充分に実用になってしまう。


★一旦終了
 ALなので非球面も使われているはずだが見た感じでは普通のズームレンズだ。コンスタントなのはいいけどF4は暗すぎてちょっと使い所が難しい。焦点距離(42-105相当)から言ってコンデジの代わりにはなりそうだが。それはさておきペンタックスのFA時代のレンズはこれまでに一度も使った事が無かったので勉強になった。

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