今日の作業は2017/04/28に540円で入手したAUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4(123xxxx)と2017/10/04に100円で入手したCANON FD 135mm F3.5 S.C.の掃除を行なった。
★CANON FD 135mm F3.5 S.C.
まずはコイツや。前玉と後玉にそれぞれカビが生え始めている。この辺りで手を打たないとコーティングがヤバい。
分解と言っても単焦点だし、そもそも前玉と後玉を外すだけなので簡単だろう…と思ったらそうでもなかった。まず銘板を外した後のカニ目リングが外れない。カニ目の溝が恐ろしく浅いからだ。お陰で失敗して少々傷ついてしまった。これでもうヤル気が無くなってきた。筆者は妙な所だけ完璧主義なので失敗するともう全部パーにしたくなる(^^;
後玉も難しいだろうな…と思ったらこちらは意外にもアッサリと外れた。この筒のような玉押さえはプラ製だった。回していたらいきなりぽろっと取れたので玉が落ちてきてしまい方向が判らなくなって一寸動揺した(^^; 凹面が外側(後ろ)のはずだが殆ど凹も凸も無いレンズなので…。
でもまあ何とか完成した。ホコリが少々見えるが有害なカビは皆無になったのでこれで完成だ。ホコリや汚れは別にいいけどカビは下手すると進行するので出来る限り除去したい。ついでに言うと防湿庫にはカビ付きは入れられない決まりになっている。
まずはこのレンズにとって苦手な近距離と言うかマクロから。フル解像度の25%画像だがまあこんなモノかな。近づくとボケがぶれたようになるのがヤバい。近接できない仕様なのはこれが原因かも。
これはフル解像度の中央部原寸画像である。このようにF3.5開放でも解像度はソコソコだが、先日の官能ズームも結構良かったので単焦点としてはもうちょっとキレて欲しかったな。まあ官能だからこんなモノだろうと言う甘い採点をする(^^ なおF5.6ではハロがスカッと消えて更にシャープさが上がった事を付け加えておく。
うーむ、単焦点と言えどもこの程度ならば70-150㎜ズームの分だけCZ-715の方が良いのではないだろうか(^^; お粗末様でした。
★AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4(123xxxx)
お次はこちら。ついでに何となく買ってしまったがかなりポンコツのPF58㎜である。F1.4でなかったらこの値段では買わなかったよ。絞りは簡単に直る読みだったのだが…。
ありゃ?銘板が全く回らないぞ!必死に回していたら何とその内側のレンズを止めているリングの方が先に外れてしまった(^^; 前玉だけ外したかったのでこれで良いけどなんだかなあ。
後ろはどうやって外すんだ?絞りの事もあるしバラすか。まずはネジで止まっている黒い金属板を外してみたが…何も起こらなかった。何のためについている板なんだろう?何の役割もはたしていないように見えるのだが。反射防止なのかな?しかしこれを外さないと後群ユニットが引っ掛かって外れない事が後から判った。邪魔してるだけじゃん(^^;
じゃあこのイモネジに違いない。筆者はイモネジが嫌いだ。そう思っていたら何とイモネジを床に落として行方不明にしてしまった。床には銀色の耐熱マットが敷いてあったので銀色のイモネジがどこ行ったのか分からない(^^; いずれ探すが知らない間に掃除機で吸い取ってアウトの可能性もある。
外してみたら今度は銀色の汚い輪っかが外れただけだった。この茶色い固体汚れって何なんだろう?この辺りでこのレンズと言うかミノルタ自体に嫌気がさしてきた(^^;
ヘリコイドから油っぽいのがしみだしている。ヘリコイドの動きが悪いのでここからCRC-556を吹き込んだという信じられないくらいのバカなオッサンをどこかで見た(^^; 頼むからもう人生を辞職してくれ。
このあとはヤル気が無くなって後群ユニットを取り出して凹レンズのカビっぽいのを除去しただけだった。この後群ユニットが曲者で、これをねじ込むだけの作業で30分もかかってしまった。何故かネジが噛まないんだよね…。当該品だけなのか他のもそうなのかは知らないけど要注意。
結局絞りは修理できなかった。いや完全にバラせば出来るだろうけど、この時代のレンズは罠があるのでバラすのがイヤになってきて止めといた。どんなに安いレンズでもズームとF1.4では価値がダンチなのだ。イラついている今バラすと再起不能にしかねない(^^; このレンズは開放しか使わないレンズだからレバーに紙でも挟んで開放固定にしておけばいい。
さてテストしてみる。何だこりゃ?やたら画質が悪いな。一瞬玉の入れ間違いを疑ったが、考えてみれば前玉と後群ユニットを外しただけなので間違えようがない。後群ユニットはバラしていないし前玉は逆には付かない(^^; つまり平常運転で画質が悪いだけなんだね。尤もこのレンズは筆者の持っている一眼用F1.4の中でも最も古い部類に入るので仕方が無いと言えば仕方が無い。ちなみにこのレンズは正確に言えば60㎜だと思う。
もうちょっと離れてみた。アンテナまでは精々7m弱くらいだがやっぱり良くない。このサイズだとハッキリとは分らないけど。つまりVGA~XGA程度の画質でレンズについて語ってはいけないという事。ちなみに熱糞+K&Fマウントアダプターではオーバーインフだったけど都合が良いので直さない(^^
★終わり
FD135㎜はまあまあ良かった。ROKKOR PF58㎜は絞りが直らなかったので開放専用になってしまったがいずれ活躍する日が来るだろう。と言うかこの記事が掲載される頃には既に活躍しているはずだ(^^
★CANON FD 135mm F3.5 S.C.
まずはコイツや。前玉と後玉にそれぞれカビが生え始めている。この辺りで手を打たないとコーティングがヤバい。
分解と言っても単焦点だし、そもそも前玉と後玉を外すだけなので簡単だろう…と思ったらそうでもなかった。まず銘板を外した後のカニ目リングが外れない。カニ目の溝が恐ろしく浅いからだ。お陰で失敗して少々傷ついてしまった。これでもうヤル気が無くなってきた。筆者は妙な所だけ完璧主義なので失敗するともう全部パーにしたくなる(^^;
後玉も難しいだろうな…と思ったらこちらは意外にもアッサリと外れた。この筒のような玉押さえはプラ製だった。回していたらいきなりぽろっと取れたので玉が落ちてきてしまい方向が判らなくなって一寸動揺した(^^; 凹面が外側(後ろ)のはずだが殆ど凹も凸も無いレンズなので…。
でもまあ何とか完成した。ホコリが少々見えるが有害なカビは皆無になったのでこれで完成だ。ホコリや汚れは別にいいけどカビは下手すると進行するので出来る限り除去したい。ついでに言うと防湿庫にはカビ付きは入れられない決まりになっている。
まずはこのレンズにとって苦手な近距離と言うかマクロから。フル解像度の25%画像だがまあこんなモノかな。近づくとボケがぶれたようになるのがヤバい。近接できない仕様なのはこれが原因かも。
これはフル解像度の中央部原寸画像である。このようにF3.5開放でも解像度はソコソコだが、先日の官能ズームも結構良かったので単焦点としてはもうちょっとキレて欲しかったな。まあ官能だからこんなモノだろうと言う甘い採点をする(^^ なおF5.6ではハロがスカッと消えて更にシャープさが上がった事を付け加えておく。
うーむ、単焦点と言えどもこの程度ならば70-150㎜ズームの分だけCZ-715の方が良いのではないだろうか(^^; お粗末様でした。
★AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4(123xxxx)
お次はこちら。ついでに何となく買ってしまったがかなりポンコツのPF58㎜である。F1.4でなかったらこの値段では買わなかったよ。絞りは簡単に直る読みだったのだが…。
ありゃ?銘板が全く回らないぞ!必死に回していたら何とその内側のレンズを止めているリングの方が先に外れてしまった(^^; 前玉だけ外したかったのでこれで良いけどなんだかなあ。
後ろはどうやって外すんだ?絞りの事もあるしバラすか。まずはネジで止まっている黒い金属板を外してみたが…何も起こらなかった。何のためについている板なんだろう?何の役割もはたしていないように見えるのだが。反射防止なのかな?しかしこれを外さないと後群ユニットが引っ掛かって外れない事が後から判った。邪魔してるだけじゃん(^^;
じゃあこのイモネジに違いない。筆者はイモネジが嫌いだ。そう思っていたら何とイモネジを床に落として行方不明にしてしまった。床には銀色の耐熱マットが敷いてあったので銀色のイモネジがどこ行ったのか分からない(^^; いずれ探すが知らない間に掃除機で吸い取ってアウトの可能性もある。
外してみたら今度は銀色の汚い輪っかが外れただけだった。この茶色い固体汚れって何なんだろう?この辺りでこのレンズと言うかミノルタ自体に嫌気がさしてきた(^^;
ヘリコイドから油っぽいのがしみだしている。ヘリコイドの動きが悪いのでここからCRC-556を吹き込んだという信じられないくらいのバカなオッサンをどこかで見た(^^; 頼むからもう人生を辞職してくれ。
このあとはヤル気が無くなって後群ユニットを取り出して凹レンズのカビっぽいのを除去しただけだった。この後群ユニットが曲者で、これをねじ込むだけの作業で30分もかかってしまった。何故かネジが噛まないんだよね…。当該品だけなのか他のもそうなのかは知らないけど要注意。
結局絞りは修理できなかった。いや完全にバラせば出来るだろうけど、この時代のレンズは罠があるのでバラすのがイヤになってきて止めといた。どんなに安いレンズでもズームとF1.4では価値がダンチなのだ。イラついている今バラすと再起不能にしかねない(^^; このレンズは開放しか使わないレンズだからレバーに紙でも挟んで開放固定にしておけばいい。
さてテストしてみる。何だこりゃ?やたら画質が悪いな。一瞬玉の入れ間違いを疑ったが、考えてみれば前玉と後群ユニットを外しただけなので間違えようがない。後群ユニットはバラしていないし前玉は逆には付かない(^^; つまり平常運転で画質が悪いだけなんだね。尤もこのレンズは筆者の持っている一眼用F1.4の中でも最も古い部類に入るので仕方が無いと言えば仕方が無い。ちなみにこのレンズは正確に言えば60㎜だと思う。
もうちょっと離れてみた。アンテナまでは精々7m弱くらいだがやっぱり良くない。このサイズだとハッキリとは分らないけど。つまりVGA~XGA程度の画質でレンズについて語ってはいけないという事。ちなみに熱糞+K&Fマウントアダプターではオーバーインフだったけど都合が良いので直さない(^^
★終わり
FD135㎜はまあまあ良かった。ROKKOR PF58㎜は絞りが直らなかったので開放専用になってしまったがいずれ活躍する日が来るだろう。と言うかこの記事が掲載される頃には既に活躍しているはずだ(^^