前回は後群を清掃したが半分くらいしか良くならなかった。前群の絞り手前の玉もクモっているからだ。今回は前群を全部バラして前から絞りを見る。
Tokina SZ10①
Tokina SZ10②
Tokina SZ10③
Tokina SZ10④
★中玉磨き
何とか絞り手前の奴をお天道様の下に引きずり出して、クモリ玉をアルコールで徹底的に磨き上げたい。まずは前玉群を外した。これはイモネジで止まっているだけなのですぐに外れる。尤もすぐに外れるけれどこれは重要で、最終的に組み上げる時にはこれを調整しないとピントが滅茶苦茶になる。まあそれは完成してからの話。前玉群を外して中をのぞいてみよう。
何とー!前回リンクしたサイトの写真と違って穴も開いてなければカニ目も無いじゃないか。これでは回しようがない。諦めるしかないのか?この辺りでキレて(^^ ズーミングによってこのユニットを上の方に出してプライヤーで回してやった。それで呆気なく回ったけど傷が付いた。ちなみにゴム系、つまりゴム輪や椅子の脚、ゴム手袋、ゴムチューブでは回らず、相当締め上げないとダメだった。
遂に中玉ユニットが外れた。これさえ外れたらあとはもう例の絞り手前のクモリ玉しかない。
しかし一難去ってまた一難。この穴あきリングがまた深い所にあり難関だった。まあ外すより組み立ての時の方が大変だけど。この輪をネジ山に載せるのが至難の業だったりする。玉を外すのにまた吸盤が要る。
クモリ玉も取れた。薄々は勘づいていたがクモリはガラスの変質ではなく、オイル起因のただの汚れらしい。自分で修理したのは自分で一生使ってろよ。既に一生終わってたら仕方ないが。
ここで痛恨のミスと言うかドジを踏んだ。このクモリ玉(貼り合わせ)の表と裏が判らなくなってしまったのだ。最悪、組み立てたあとでまたバラす事になりそう。
で最悪になったんだなこれが(^^; どう回しても全くピントが合わない大外れ。またバラすのかよ…このレンズはズームの中では最も簡単な部類だと思うが、バラす度に傷が付いて見栄えが悪くなるのでイヤになる。傷は最終的にはスポットするしかないな。コバも剥がれてきているので塗り直したい。完全な状態にするには結構大変なのだ。
そんなこんなでやっと完成した。表裏50%の確率でしっかり籤を外すところが筆者らしい(^^ ここまで文章に書くと簡単だが実は延べ2~3日かかっている。裏に入れたのがショックで一週間放置していた(^^ 御覧のように前玉を磨いたので反射率も問題ないようだ。
★再度テスト
300㎜遠景。相変わらずコントラストが低いがハロがほぼ無くなっている。あのハロはレンズの性能ではなく汚れの影響だったのか(^^; レンズのカビや汚れがいかに性能を落とすかが判る。
100㎜は元から良かったが開放でも全画面に渡って問題の無い描写。開放と言ってもF5.6だから当然と言えるが、F5.6でも滅茶苦茶なレンズもあるからなあ…。
マクロ域。あまり変わっていないが強入力時のコントラストは多少上がったかな。白バックでも滲まなくなったのは大きい。尤もこのレンズは画質以上にブレ対策の方が重要だ。細くて長いので1/1000でもブレる時はブレる。
★第一次メンテ終了
時間が充分にあれば全バラして油まみれの鏡胴は洗いたいところだ。実はまだ後玉ユニットのごく隅の方にカビが一部取れていない所があった。また時間があって気力が湧いたら撲滅したい。もう構造は熟知しているので次回はスンナリ分解組立できそう。とか言って、調子こいて何回も分解しているうちに壊しそうな気もする(^^; HSDLのマザーボードと同じくいつものことだけどな。
Tokina SZ10①
Tokina SZ10②
Tokina SZ10③
Tokina SZ10④
★中玉磨き
何とか絞り手前の奴をお天道様の下に引きずり出して、クモリ玉をアルコールで徹底的に磨き上げたい。まずは前玉群を外した。これはイモネジで止まっているだけなのですぐに外れる。尤もすぐに外れるけれどこれは重要で、最終的に組み上げる時にはこれを調整しないとピントが滅茶苦茶になる。まあそれは完成してからの話。前玉群を外して中をのぞいてみよう。
何とー!前回リンクしたサイトの写真と違って穴も開いてなければカニ目も無いじゃないか。これでは回しようがない。諦めるしかないのか?この辺りでキレて(^^ ズーミングによってこのユニットを上の方に出してプライヤーで回してやった。それで呆気なく回ったけど傷が付いた。ちなみにゴム系、つまりゴム輪や椅子の脚、ゴム手袋、ゴムチューブでは回らず、相当締め上げないとダメだった。
遂に中玉ユニットが外れた。これさえ外れたらあとはもう例の絞り手前のクモリ玉しかない。
しかし一難去ってまた一難。この穴あきリングがまた深い所にあり難関だった。まあ外すより組み立ての時の方が大変だけど。この輪をネジ山に載せるのが至難の業だったりする。玉を外すのにまた吸盤が要る。
クモリ玉も取れた。薄々は勘づいていたがクモリはガラスの変質ではなく、オイル起因のただの汚れらしい。自分で修理したのは自分で一生使ってろよ。既に一生終わってたら仕方ないが。
ここで痛恨のミスと言うかドジを踏んだ。このクモリ玉(貼り合わせ)の表と裏が判らなくなってしまったのだ。最悪、組み立てたあとでまたバラす事になりそう。
で最悪になったんだなこれが(^^; どう回しても全くピントが合わない大外れ。またバラすのかよ…このレンズはズームの中では最も簡単な部類だと思うが、バラす度に傷が付いて見栄えが悪くなるのでイヤになる。傷は最終的にはスポットするしかないな。コバも剥がれてきているので塗り直したい。完全な状態にするには結構大変なのだ。
そんなこんなでやっと完成した。表裏50%の確率でしっかり籤を外すところが筆者らしい(^^ ここまで文章に書くと簡単だが実は延べ2~3日かかっている。裏に入れたのがショックで一週間放置していた(^^ 御覧のように前玉を磨いたので反射率も問題ないようだ。
★再度テスト
300㎜遠景。相変わらずコントラストが低いがハロがほぼ無くなっている。あのハロはレンズの性能ではなく汚れの影響だったのか(^^; レンズのカビや汚れがいかに性能を落とすかが判る。
100㎜は元から良かったが開放でも全画面に渡って問題の無い描写。開放と言ってもF5.6だから当然と言えるが、F5.6でも滅茶苦茶なレンズもあるからなあ…。
マクロ域。あまり変わっていないが強入力時のコントラストは多少上がったかな。白バックでも滲まなくなったのは大きい。尤もこのレンズは画質以上にブレ対策の方が重要だ。細くて長いので1/1000でもブレる時はブレる。
★第一次メンテ終了
時間が充分にあれば全バラして油まみれの鏡胴は洗いたいところだ。実はまだ後玉ユニットのごく隅の方にカビが一部取れていない所があった。また時間があって気力が湧いたら撲滅したい。もう構造は熟知しているので次回はスンナリ分解組立できそう。とか言って、調子こいて何回も分解しているうちに壊しそうな気もする(^^; HSDLのマザーボードと同じくいつものことだけどな。